開高健さんの「輝ける闇」読みました・
この本の最終章、ベトナム戦記の内容と重なります。
ノンフィクションを元にフィクション書かれたのですね。
国枝史郎さんの「蔦葛木曽桟」(つたかづらきそのかけはし)読みました。
私は漢字読めませんでした。
私が図書館で借りてきたのもこの本。
大正11年9月~15年5月に発表されています。
大正11年は1922年99年前に連載始まっています。
あとがきにもあるように、難解な感じはひらがなに、仮名使いを現行の新仮名使いに改めてあるので、普通に読めました。
しかも書かれている時代が1500年代の足利幕府末期、信長も秀吉もいた時代、ということであれば、今の作家さんが書いても大正時代の作家さんが書いても設定は時代小説ということで同じ机の上ってことになりますね。
書かれている世界が多岐にわたっていて、結局5年書いて未完に終わっています。
2段組みで、354Pあるのですが、作者によると全体の1/3だそうです。
この作品冒頭に作者の写真出てくるのですがなかなかのいい男でした。
まだまだ私の知らないすごい作家さんいるのでしょうね。
この作品元々「苦楽」に1925年(大正14年)から翌年にかけて連載されていました。
この文庫の解説かえて三島由紀夫さんの文書が使われています
国枝さん1887年(明治20年)生まれ
三島さん1925年(大正14年)生まれ
よく見るとこの作品書かれた年に三島さん生まれてますね。
国枝史郎さん私全く知りませんでした。
この作品未完に終わっているのですが、代表作の一つとされています。
コミックにもなっていました。
この作品が連載された「苦楽」も全く知りませんでしたが、登場人物が豪華。
国枝さん1943年(昭和18年)に亡くなっています。
古い作品ですが現代仮名になっていて読みやすかったです。
もう少し国枝作品読もうと思います。