山中哲學

泉鏡花さんの短編「山中哲學」読みました。 この作品山尾悠子さんのお薦め。 www.asahi.com 偶然ですがこの授賞式で山中哲学朗読のため手にしていたのと同じ、岩波書店発行の鏡花全集第3巻私も図書館で借りていました。 しばらく以下の山尾さんのエッセーに…

ハンチバック

第169回芥川賞受賞作市川沙央さんの「ハンチバック」読みました。 ハンチバック (文春e-book) 作者:市川 沙央 文藝春秋 Amazon 私が読んだのは、いつものように文藝春秋のの最新刊に掲載されたもの。 文藝春秋2023年9月号[雑誌] 作者:藤原正彦,船橋洋一,塩野…

ヘーゼルの密書

上田早夕里さんの「ヘーゼルの密書」読みました。 ヘーゼルの密書 作者:上田 早夕里 光文社 Amazon 322Pなので一気に読むつもりでいたのですが、2段組みだったので2日で読みました。 事実を元にしたフィクションな作品です。

なにもしていない

笙野頼子さんの「なにもしてない」読みました。 なにもしてない (講談社文庫) 作者:笙野頼子 講談社 Amazon この作品野間文芸新人賞を受賞作、芥川賞取る前の作品です。 さらに 「イセ市、ハルチ」 という作品も掲載されています。 この作品は、福武書店がや…

成瀬は天下を取にいく

宮島未奈さんの「成瀬は天下を取りにいく」読みました。 この作品宮島さん最初の作品集。 最初から話題作書いてしまいました。 成瀬さん本当に天下取りそうです。 私、以前にも書いていますが、京都市民だったことあって、ここに書かれている場所そこそこ土…

ザリガニの鳴くところ

ディ-リア・オーエンズさんの「ザリガニの鳴くところ」読みました。 ザリガニの鳴くところ 作者:ディーリア・オーエンズ 早川書房 Amazon 自然の描写が素晴らしいのと、訳が読みやすかった。 著者元々動物学者 共著ですが早川でそちらの翻訳も出ています。 …

君たちはどう生きるか

吉野源三郎さんの「君たちはどう生きるか」読みました。 君たちはどう生きるか 作者:吉野源三郎 マガジンハウス Amazon この作品1937年(昭和12年)に書かれた作品です。 マガジンハウスが、2017年には羽賀翔一さん作の漫画で出版したとこにより話…

宇宙思考

天文物理学者BossBさんの「宇宙思考」読みました。 宇宙思考 作者:天文物理学者BossB かんき出版 Amazon 科学の本で、わかりやすくしっかり説明がされています。 わかりやすいとはいえ、全部しっかり理解できているのかと言えば、全部とは言い難い自分の能力…

人類初の南極越冬船 ベルジカ号の記録

ジュリアン・サンクトンさんの「人類初の南極越冬船 ベルジカ号の記録」読みました。 人類初の南極越冬船 ──ベルジカ号の記録 作者:ジュリアン・サンクトン パンローリング Amazon 朝日新聞の書評欄で紹介されていました。 1897年8月~の出来事です。 この船…

上海灯蛾

上田早夕里さんの最新刊「上海灯蛾」読みました。 上海灯蛾 作者:上田早夕里 双葉社 Amazon この作品、新聞広告で知りました.。 参考文献として、宮崎学さんの著書出ていました。 「幇」という生き方―「中国マフィア」日本人首領の手記 作者:宮崎 学 徳間書…

インボイス発行されました。

今日ポストに以下の封筒入っていました。 私自身は1000万の年収無いのですが、社労士会のインボイスの講習受けたりして、取引先の事も考えると登録番号所得するしかない。と結論出しました。 簡易課税制度を利用しました。 税務署も確定申告で忙しいだろ…

迷宮遊覧飛行

山尾悠子さんの「迷宮遊覧飛行」読みました。 迷宮遊覧飛行 作者:山尾悠子 国書刊行会 Amazon この本、山本さん20代~60代までに書かた文章をまとめたエッセイ集です。 山本さん様々な作家さんについて書かれている部分あるのですが、小説家の事を1番よ…

「街と、その不確かな壁」再読

「街とその不確かな壁」読んで、1980年『文學界』9月号に掲載された「「街と、その不確かな壁」読みたくなりました。 コピー持っていたのですが、人に貸して帰ってきていないので、また神奈川県立図書館に行ってきました。 久しぶりに来たら、すぐ近所の別の…

「街とその不確かな壁」の読書手引き

「街とその不確かな壁」昨日読み終わりました。 最後まで読んで、この後気になるな。そんな感想です。 この作品、音楽の引用も少な目で「あとで調べよう」というのが今までの作品より少なめでです。 それでも気になるので、調査して公開します。 365P 天井近…

入手

朝から北朝鮮のミサイルのニュースでしたが、今日の出来事、本来だったら村上さんの新作の取り扱いも多かったと思います。 私も本日入手しています。 この作品、1980年『文學界』9月号に掲載されただけで、未発売の作品と同じタイトル。 訂正します。 タイト…

小さきものの近代1

渡辺京三さんの「小さきものの近代」1 読みました。 小さきものの近代 〔第1巻〕 作者:渡辺京二 弦書房 Amazon 1とあるようにこの後がまだ出る予定でしたが、渡辺さん、2022年12月25日にお亡くなりになっています。 この作品初版が2022年7月30日。 渡辺さん1…

備えあれば

災害時の電源確保の目的で購入しました。 ソーラパネルとポータブル電源。 早速充電 後でサイトのQ&A確認したら、60%~80%で使用した方がバッテリーが長持ちするそうです。

婚活戦略

高橋勅徳さんの「婚活戦略」読みました。 婚活戦略 作者:高橋勅徳 中央経済社 Amazon 朝日新聞に高橋さんの婚活の取材記事掲載面の半分以上を割いて載っていました。 その中で書名は出ていないものの、書籍も出ていると書かれていたので高橋さんの名前で地元…

東電OL殺人事件

佐野 真一さんのノンフィクション「東電OL殺人事件」読みました。 東電OL殺人事件(新潮文庫) 作者:佐野眞一 新潮社 Amazon 事実のみを積み重ねた本です。 佐野さん早い段階で、ネパール主審の被告の無罪を主張していました。 ウィキペディアリンクしておき…

この世の喜びよ・荒地の家族

第168回芥川賞受賞作、 井戸川射子さんの「この世の喜びよ」 この世の喜びよ 作者:井戸川射子 講談社 Amazon 佐藤厚志さんの「荒地の家族」 荒地の家族 作者:佐藤 厚志 新潮社 Amazon 読みました。 読んだのはいつものように文藝春秋の最新刊を図書館で。…

プロトコル・オブ・ヒューマニティ

長谷敏司さんの「プロトコル・オブ・ヒューマニティ」読みました。 プロトコル・オブ・ヒューマニティ 作者:長谷 敏司 早川書房 Amazon 装丁なんだかわかりませんでしたが、逆さから見ると何だかわかります。 実際の絵画ですが、以下の言葉で検索すると見る…

嘘と正典

小川哲さんの短編集「嘘と正典」読みました 嘘と正典 (ハヤカワ文庫JA) 作者:小川 哲 早川書房 Amazon 小川さんにはまりまして、出版されている作品全て読む気になりました。 この短編集で全て読んだことになりました。 調べたら、デビュー作の『ユートロニ…

樹下の家族

干刈あがたさんの「樹下の家族」読みました。 樹下の家族 作者:干刈 あがた ベネッセコーポレーション Amazon この作品第1回海燕新人文学賞受賞作。 最近読んだ何かの本で、学生運動の事を書いた作品の中で良かった作品として紹介されていて読んでみました。…

謹賀新年

なんやかんや、今年もご覧いただきありがとうございます。

征服者

マルローさんの「征服者」読みました。 アマゾンで検索すると、図書館で借りないと、本屋さんでの入手は難しいようです。 私が読んだのは以下の全集 世界文学全集 (40) サン=テグジュペリ,マルロー 夜間飛行・征服者・王道 作者:サン・テグジュペリ,マルロー…

馬に乗った水夫

アーヴィング・ストーンさんの「馬に乗った水夫」読みました。 馬に乗った水夫―ジャック・ロンドン、創作と冒険と革命 (ハヤカワ・ノンフィクション・マスターピース) 作者:アーヴィング ストーン 早川書房 Amazon ジャック・ロンドンさんの事を書いたノンフ…

冒険者たち ガンバと十五ひきの仲間

斎藤 惇夫さんの「冒険者たち ガンバと十五ひきの仲間」読みました 冒険者たち――ガンバと十五ひきの仲間 作者:斎藤 惇夫 岩波書店 Amazon この本唐牛さんのお薦めの本でした。 supiritasu.hatenablog.com 児童向けなのですが、イラストもあって楽しく読みま…

ユートロニカのこちら側

小川哲さんの「ユートロニカのこちら側」読みました。 ユートロニカのこちら側 (ハヤカワ文庫JA) 作者:小川 哲 早川書房 Amazon 小川哲さん今まで3作品読んでいるのですが、3作品とも素晴らしく、デビュー作読んでみたくて、借りました。 この作品第3回ハ…

江の水で忘年会

昨日は私の所属している団体の江ノ島水族館での夜間貸し切り忘年会に参加してきました。 支部会が18:30~19:00 忘年会が19:00~21:00でした。 メイン会場は、当然ながら、大水槽の前 席は入場時の抽選で決まるので、私はクラゲの間になりました。 ギター…

君のクイズ

小川哲さんの「君のクイズ」読みました。 君のクイズ 作者:小川 哲 朝日新聞出版 Amazon この作品、私の記憶が確かであれば、土曜の朝日新聞書評欄下の広告で見かけたはずです。 書評欄でも取り上げられていたのかもしれませんが記憶にありません。 カズレー…