悲しいアリさん

日本の問題って、
国債が多いこと。
財政赤字ですね。
それが、実感が伴っていませんが、景気回復が長期続いている今でも解消できない。
それと、
出生数が増えずに少子高齢化が進んだ上に、人口が減ってしまうこと。
少ない人口で今と同じ生産性を上げるのは大変です。
最近みんな心配している、
新型インフルエンザの流行で、人口減さらに拍車がかかるかもしれません。
他にもまだまだ沢山ありそうですね。


大田弘子経済財政担当相の「世界の総所得に占める日本の割合は24年ぶりに10%を割り、日本は経済は一流と呼ばれる状況でなくなった」
という発言話題になっていました。
どうしようとみんな心配しています。
でもその根本的な解決に向けて誰も対策を立てられていない気がします。
今の生活にしがみついて、
「今が何とかなっているからまあ良いか」
「国も何とかしてくれるだろう」
だけど不安を抱えているので楽しく暮らせない。
そんな状況感じます。


有名なアリとキリギリスの話ありますね。
キリギリスさんは今を謳歌してしまって、将来への努力怠っていました。
アリさんは、キリギリスさんを見ながらも、将来のためにセッセと働いてたくわえを持ったわけです。
キリギリスさんが困った時、アリさんは幸せに暮らしているわけですね。


私たちは、豊かな暮らしをしていると思います。
でもキリギリスさんにはなりきれていませんね。
将来に対する心配をしています。
豊かだけど、楽しめていない。
でも、アリさんのように、
将来困らないために何を今しないといけないか?
それが具体的に見えていません。
この答えを模索している状態です。
具体的にどうするか、私も結論書けません。
内需拡大して景気を回復させて税収を増やし、財政を回復させる。
将来に対する不安を解消させた上で、お金がかかる教育費を援助して出生数を増やす。
このくらいだと思いつきますが、
で、具体的に内需どうやって増やすか?
例えば賃上げです。
今賃上げして消費に回るか?
私にはそうは思えません。
漠然とした不安感があって、
増えたお金を消費に、回せなそうな気がしません。
賃上げ後には、消費税の税率アップもセットで付いてきそうです。
その道の専門家の方も提案はあるでしょうが、具体的な実行プランとして国民が納得できるものなのか?
政府を動かせるのか?
問題です。
良い事があると、その後(たいてい選挙後ですね)負担が待っている。
そういう状況では何も信用できませんね。
この際、どういう負担するかスパッと表明したもらった方がかえって安心できそうです。


道路を作ること、将来のためになりますね。
でもあまり整備しすぎても、将来その維持費が財政を圧迫すると思います。
景気の良い時に、作られた箱物の施設今は負担になっているものかなりありそうです。
お金の使い方、もっと有効に出来ないものなのか?
これは皆で考えないといけません。
それは本当に必要なのか?
贅沢ではないか?
なんか今の既得権を打破していくのって抵抗が凄くて大変そうです。
この際、キリギリスさんになってしまえばいいのですが、真面目なのでそれも出来ません。
でも、将来に対する対策も出来ていない。
悲しいアリさんですね。


この結論だとあまりに寂しいので、将来に向けて私たちがお金をつぎ込んで価値のあるもの考えてみましょう。
例えば、
石油に代わるエネルギー。
地球温暖化の問題もあるのでクリーンなもの、
出来たら、とうもろこしとか食べるものは避けて欲しいですね。
実際様々な研究されていますね。


医療の問題もありますね。
少子化を防ぐために、産婦人科が減っていて安心して子供が産めないのは問題です。
がんの治療。
新インフルエンザ対策。
健康保険をどうするのか?


そして、年金。
高齢化社会を支える糧が今大問題です。
これも前からわかっていたのに、最近までなぜか公にならずに潜行していました。


こう考えていくとかなり具体的に問題点は出ますね。
まだ、まだありそうです。
悲しいアリさんにならないように。
もしくは、私たちは多少キリギリスさん生活してしまって、自業自得と諦めて、
これから生まれてくる人たちのために、するべきことはしておかないといけない気がします。
それが今を生きる私たちにも必ずプラスになるはずです。