- 作者: 小栗虫太郎
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2008/05/02
- メディア: 文庫
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この作品連載開始が昭和9年(1934年)
出版が昭和10年(1935年)戦前の作品ですね。
前回書いた、「ウッドストック行最終バス」の新保博久さん解説部分353Pに
江戸川乱歩の知人の青年が戦争で応召される際、本といえば一冊だけ、小栗虫太郎の『黒死館殺人事件』を背嚢の中へ入れていったというエピソードのほうが説得力をもつ。
と書かれていて、それなら読んでみよう。
そう思ったわけです。
このエピソードはかなり知られているらしく、筑摩書房の「昭和国民文学全集の19巻」の解説は澁澤龍彦さんが書いているのですが、そこにも、
乱歩の『探偵小説四十年』によると、太平洋戦争中、彼の知り合いの若い探偵小説愛好家は召集されて戦地へ出かけるとき、ただ一冊、すでに幾度も読み返した『黒死館殺人事件』を背嚢の中へ入れて行ったという。
と書かれていました。
さて、感想なのですが、かなり真剣に向き合わないと読みこなすことが出来ないと思います。
私は謎を追いきることが出来ませんでした。
でも、凄い作品だと思います。
まんがもあるようです。
- 作者: 小栗虫太郎,バラエティアートワークス
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2010/10/01
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この作品3大奇書と言われているようです。
三大奇書 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%A4%A7%E5%A5%87%E6%9B%B8
小栗虫太郎 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%A0%97%E8%99%AB%E5%A4%AA%E9%83%8E