狼煙を見よ

松下竜一さんの著作

狼煙を見よ

東アジア反日武装戦線”狼”部隊

読みました。

 今入所可能なのはこっち↓でしょうか

狼煙を見よ:東アジア反日武装戦線“狼"部隊

狼煙を見よ:東アジア反日武装戦線“狼"部隊

  • 作者:松下 竜一
  • 発売日: 2017/08/14
  • メディア: 単行本
 

 図書館で借りてきたのはこっち、

 

 松下さん、大道寺将司さんの最高裁判決が出る前にこの作品世に出したかったようです。

結局大道寺さんの判決が延期になり、この作品が文藝冬季号に一挙掲載されたのが、1986年11月7日、単行本のの初版発行が、1987年1月15日。で何とか最高裁の判決前に出版できたのですが、判決に影響を与えることはできず、最高裁での死刑判決の確定は、1987年3月24日でした。

大道寺さん調べてみたら、死刑を執行されつことなく、

ja.wikipedia.org

2017年5月24日多発性骨髄腫により収監中の東京拘置所で死去[1]

 との事です。

この作品なんで知ったかといいますと、先日書いた「泥海」をアマゾンで検索すると、この作品も出てきて、私知ることができました。

それで、松下さんのことも知りませんでした。

テロリスト繋がりということでしょうか?

三菱重工の爆破事件とか、かなり凶悪な人たちを想像していたのですが、予告電話での避難を想定していて、どうも殺人は予想外だったようです。

勿論爆発の威力が彼らの予想以上だったこともあるのでしょう。

今韓国から戦時中に日本の企業で強制労働させられていた方たちに対する韓国での裁判で日本企業の有罪が出たことで、日韓関係悪くなっていますが、中国からの強制労働もあったようで、彼らはそれらの企業を標的にしていました。

中核派とかのセクトに属することなく、連合赤軍のような内部での権力闘争やリンチのようなこともなく、少人数で、爆弾の製造から計画実行まで行っていたのは驚きでした。

桐山襲さんの「パルチザン伝説」

 

パルチザン伝説

パルチザン伝説

  • 作者:桐山 襲
  • 発売日: 2017/08/18
  • メディア: 単行本
 

 でも彼らの天皇の御召列車爆発未遂事件がテーマになっていました。

 パルチザン伝説が文藝に掲載されたのが、1983年10月、こっちの方が3年早く書かれていました。

松下竜一さん既にお亡くなりになっていますが、もう少し著作読んでみたくなりました。

 

松下竜一 - Wikipedia