最近読んだ小説

まず、オール読物最新号から第163回直木賞受賞作馳星周さん『少年と犬』

オール讀物2020年9・10月合併号

 単行本は連作短編6作品収録されています。

【第163回 直木賞受賞作】少年と犬 (文春e-book)

 オール読物は半分の3作品掲載されていました。

幸いなことに「少年と犬」も掲載されていました。

タブン6作品の中でこの作品が一番感動を呼ぶのではないか。

そう思います。

石原燃さん「赤い砂を蹴る」

赤い砂を蹴る (文春e-book)

 私はこの作品が掲載された文学界2020年6月号で読みました。

文學界 (2020年6月号)

この作品第163回芥川賞候補作品

 文藝春秋の芥川賞選評で知ったのですが、石原さん津島佑子さんのお嬢さん。

つまり太宰治さんのお孫さんですね。３代に渡って作家とはコネでなれる世界ではないので素晴らしい。

太宰治さんは第１回芥川賞候補でしたし。

太宰さん芥川賞くださいと選考委員の佐藤春夫さんにお手紙書いたりしています。

津島佑子さんは67・69・70回の芥川賞候補になっています。

結局お二人とも芥川賞に縁がなかったのですが、石原さんはこの作品がデビュー作まだ今後がありますね。

津島佑子さんは2016年にお亡くなりになっています。

文藝春秋2020年9月号[雑誌]

三木三奈「アキちゃん」

 単行本はまだ発売になっていませんが、この作品も第163回芥川賞候補作品

文學界 (2020年5月号)

 文學界2020年5月号で読みました

文學界新人賞受賞作品です。

三木さんもデビュー作で芥川賞候補だったのですね。

遠野遥さん「改良」

 第163回芥川賞受賞した遠野さんのデビュー作です。

改良

 文藝新人賞が掲載された文藝2019年冬季号で読みました。

文藝 2019年冬季号

 この回もうひと作品受賞作品がありそっちも読みました。

宇佐見りんさん「かか」

かか

 芥川賞候補にもなっていませんが。

 この作品第33回三島賞受賞しています。

 芥川賞受賞した高山羽根子さんの「首里の馬」候補作になっていました。