火花だと又吉さんの芥川賞受賞作品の方がすると出てきますね。
私が読んだのは図書館で借りた飛鳥新社発行の単行本です。
北条民雄さんご存じない方多いかもしれませんね。
私は昭和の時代に角川文庫で読んでいました。
青空文庫で読めます。
リンクしておきます
火花の方は、北条さんですが「いのちの初夜」北條さんですね。
どっちもありなのでしょうか?
北條さんが付けたタイトルは「最初の一夜」でした。
「いのちの初夜」の方がピンときます。さすが川端さん。
この作品読んでいると、川端さん当時既に文壇で地位を得ていて多忙なのに北條さんにとっても親切。
川端さん当時芥川賞の選考委員で「いのちの初夜」第3回芥川賞候補作になっています。
結局受賞していませんが、取らなくて良かった。
というお話もあります。
なぜか?
北條さん本名ではありません。
「火花」中では出身地とか出てきますが、北條さんハンセン病患者。
当時ハンセン病患者隔離されています。
一族からハンセン病患者出すと、その存在なかったことにしないと一族が差別・区別の世界に。
芥川賞取ってしまうと、出身地とか調査されて白日のもとに。
つい最近までそんな世界でした。
ウィキペディアリンクしておきます。
北條さんが入所していた施設今もあります。
資料館もあるので見学に行きたい。
読み終わって、蔵書探して、「いのちの初夜」再読しました。
この作品は40P程度です。収録の他作品は読んでいません。
文庫のあとがきも川端さん書いてました。