国際機関

昨日の朝日・夕刊1面下中央に、以下の見出しあります。

地球への天体接近
「米監視予算なし」
米アカデミー調査

asahi.comから引用します。
http://www.asahi.com/science/update/0815/TKY200908150103.html?ref=any
http://www.asahi.com/science/update/0815/TKY200908150103.html?ref=any

地球への天体衝突、監視できない…NASA、予算不足で2009年8月15日14時1分

 【ワシントン=勝田敏彦】米航空宇宙局(NASA)が行っている地球に接近する小惑星や彗星(すいせい)を監視する活動は、予算不足で目標達成が不可能になっていることが、米科学アカデミーの委員会の調査でわかった。同アカデミーが12日、暫定報告書を公表した。

 NASAは2020年までに、地球の軌道近くを通過する140メートル以上の大きさの天体の9割以上を検出できる体制を整備することが、05年の法律で義務づけられている。また、十分な体制を作れば目標達成が可能であることもNASAの研究でわかっている。

 報告書によると、97年にNASAの天体監視の予算は年間約100万ドル(9500万円)あった。しかし、99年に160万ドル(約1億5千万円)の予算が計上されたのを最後に、その後の予算がなくなった。現在はほかの予算からの流用が続いている状況で、必要な数の望遠鏡を整備できないため、この目標の達成は不可能と結論づけた。

 また報告書は、こうした監視活動を政府レベルで行っているのは米国だけで、カナダとドイツが組み立て中の衛星も、地上からの観測と同程度の性能しか出ないとしている。

 小惑星などの天体衝突は、約6500万年前の恐竜絶滅の引き金になったとの説が有力。 米プリンストン大が01年に発表した研究によると、地球の文明が破壊されるほどの天体衝突が今後100年間に起きる確率は5千分の1とされている。

こうした、取り組みは先進国がしないと無理ですね。
こういったことなら、なんか「地球上の全ての生物のために」ということで、国際機関で行っていいように思います。
そしてここから、国境を越えた、各国の融和が図られると思います。
ほんとに昔、東宝で作られた、SF映画妖星ゴラス」思い出しました。

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この映画の内容気になる方どうぞ。
ウィキペデアです。
妖星ゴラス - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A6%96%E6%98%9F%E3%82%B4%E3%83%A9%E3%82%B9
核兵器で、「妖星ゴラス」を破壊するとかではなく、
地球自体にエンジンつけて、衝突を回避する。
そんな内容です。
こんな事あってはいけませんが、これでもテロが無くならなくて、人類が一つになれないのなら人間という生物は欠陥品ですね。
地球防衛軍、的発想で核も地球的危機に際して国際管理するのなら、全廃しなくても良いかな。
そんな気がします。
この映画、以前地上波のTVで見たように思います。
最近CATVで見たのかもしれませんがその辺の記憶が定かではないです。
ゴジラシリーズもそうですが、それ以前の東宝の子供向け映画私好きです。


話飛びますが、今日の朝日・朝刊1面、
ついに新型インフルエンザで死者が国内で出たこと記事になっていました。
インフルエンザ患者減るこの時期に、患者数増えているようです。
しかも新型用のワクチンの生産量大幅に少ないようです。
ワクチン開発に欠かせない、新型インフルエンザの菌の提供を確かインドネシアだったと思うのですが、
協力的でなかったようです。
提供したにもかかわらず、ワクチンは先進国で使われて、発展途上国にはまわって来ない、
来ても価格が高くて買うことが出きない。
そんな理由だったようです。
私たちの国は、不景気で苦しんでいるとはいえ、
インフルエンザ治療薬のタミフルリレンザの備蓄量多かったですね。
話、広げついでに、もっと書くと、
エイズの治療薬も、実際感染が広がっているアフリカなどでは、
薬代が高くて使えないようです。
製薬メーカーも多くの費用と人材をつぎ込んで薬、開発しています。
ですので、そんなに安く出すわけにもいかない現実ありますね。
でも、先進国のしかもお金持ちだけが救われて、その他の人はお金がないから救われないのではそれも問題。
そう思います。
これで話がつながるのですが、
こういった医療関係も、国際機関で開発を行って、
人類共有の財産としていけないのかな?
開発にはお金がかかりますが、ゾロ薬が安いように、
製造原価はかなり安くなります。
それで多くの命が救えますね。
そんなことを以前から思っていました。
こういう各国や、各企業のエゴを捨てた国際協力から、世界平和への道って、
「ある・ある」
そう思いませんか?


この発想、自由競争とは違って、私があまり好きではない、
管理。
ある意味共産主義的発想にもつながると思います。
問題は、企業が開発するよりも、開発力が落ちる可能性があることですね。
予算もかかりますが、結局開発はそういった専門分野の知識を持った人が行います。
「今より良い生活がしたい」
そういった個人の適度な欲望によって今のこの社会の反映をもたらされたのかもしれませんね。
社会主義を実践していった国、ソ連・中国・キューバなど、
理想はあっても、実際の経済は停滞したように思います。
ソ連は崩壊し、
中国は共産党支配ではありますが、日本以上に格差の激しい資本主義へと移行しているように思えます。
キューバはなんか見ていると、経済は苦しくて生活も苦しいけど、そのわりに人々は心豊かに暮らしていそうな印象を受けます。
カストロさん後のこの国がどうなるのか?
かなり気になりますね。
ボランティアでは食べていけない現実がありますが、
個人で月収1億は普通に考えたらいらないでしょう。
1千万でもいらないと思います。
そういう、節度を持った収入で、世界のために働いている方たち今でもいますが、
そういう、人材(人財)を主体として、
世界規模で必要なものは人類共有の財産として使えるように、
国際機関で管理・開発・供給まで、できればいいと思います。