タタール人の砂漠

プッツァーティさんの「タタール人の砂漠」読みました。

 

救いの無いお話ではあるのですが、読み終わって絶望感。という訳でもないです。

こういうのもありですね。

岩波文庫という事でものすごい古典という訳でもなく。

2013年4月の新刊です。元々1992年の他社刊行を岩波文庫で再刊されています。

 

続・森崎書店の日々

八木沢里志さんの「続・森崎書店の日々」読みました。

 

森崎書店の日々読みまして。

supiritasu.hatenablog.com

続編があるのならそっちも読みたいと思いました。

但し、図書館で借りるのに順番待ちになっていまして。

本日入手して一気に読みました。

 

続編でがっかりすることもあるのですが、この作品は全くそんなことありませんでした。

この本を持っている人がいますのでサッサと返却しようと思います。

でも明日は図書館休館日です。

ある家族の会話

ナタリア・キンズブルクさんの「ある家族の会話」読みました。

 

イタリア文学です。

一つの家族の第一次大戦から第二次大戦間の事が書かれています。

日本のこの時代の事は何となく知っていますが、イタリアの事情はほとんど知識ありませんでした。

投獄されたり、亡命したり大変なのですが、残念ながらしっかり読み込めていませんでした。

 

会話の0.2秒を言語学する

水野太貴さんの「会話の0.2秒を言語学する」読みました、

 

この作品、朝日の書評欄で紹介されていたのだと思います。

紹介者の文章が良かったので、言語学に全く興味のない私が読んでみたくなりました。

結論は「読んで良かった」

水野さん出版社の編集者さんなのだそうですが、とにかく言語学の本をたくさん読んでいらっしゃいます。

そこで得た知識をわかりやすく、この本の中に反映しています。

ありがたや。

おかげで難しい本を読まなくても済みました。

巻末に

もっと知りたくなった読者のための30冊

というコーナーもありました。

 

私たちは無意識に会話のために凄いことしているのだな。

という事が良くわかりました。

無意識にしていたので、解説されて「なるほど」と思いますが。

これからも無意識に会話していくのだろうと思います。

残念ながら「なるほど」と思ったところ記憶していません。

水野さんのYou Tube も拝見させていただきました。

こっちも面白いです。

 

私の明治時代史

渡辺京二さんの「私の明治時代史」読みました。

 

この作品も朝日の書評欄。ここに書いたもう一冊と一緒に紹介されていました。

supiritasu.hatenablog.com

 

徳川の時代が終わって、明治へ。武士の時代の終焉ですね。

ただの偶然もあったのでしょうが、明治維新よくできたな。そう思います。

この国が自ら実行した最後の革命ですね。

政府もお金ないし。

武士も収入が断たれます。明治9(1879)年8月

西南戦争は翌年です。

今の朝ドラでも、以前の小泉八雲さんの時も。

武士の困窮描かれていました。

生活保護も無い時代に、大変でしたね。

教科書を読んでいただけでは知ることのできない、真実知ることができます。

渡辺さん、まだまだ書きたいことはたくさんあったのでしょうね。

石牟礼道子さんの著作も渡辺さんがいないとどこまで発表できたのかと思います。

すごい方です。

この本も最後の所に

本書は1980年代初めに熊本市の真宗寺で、若者や親しい仲間たちに対して行われた渡辺京二氏の「京二塾 日本近代史講義」の録音音声をまとめたものである。

と書かれています。

 

 

どこ吹く風

佐藤正午さんの「どこ吹く風」読みました。

朝日の書評欄で紹介されていたと思います。

作品中の最期の方に、以前ここに書いた編集者さんの本も出て来て、ここに出て来た山田さんは、この本の作者の山田さんなんだ。と知りました。

山田さんの名前出て来ても、この作品の名前が出て来るまで結びつきませんでした。

supiritasu.hatenablog.com

デビュー作から圧倒されますが、寡作な方だと思うのですが、直木賞受賞前位からものすごくご活躍な感じします。

佐世保で暮らし続けて、本人はそうでもないのかもしれませんが、悠々自適感あります。でもご本人もきっとそう思っていそうです。

玉音放送を命にかえても

上田未生さんの「玉音放送を命にかえても 日本のいちばん長い日 外伝」読みました。

 

朝日の書評欄で紹介されていました。

著者の上田さん1968年生まれ。日本電波ニュース社の社長さんです。

そしてこの作品の主人公「柳澤恭雄」さん日本電波ニュース社の創業社長さんです。

ja.wikipedia.org

ndn-news.co.jp

柳沢さんNHKで大本営の放送に係っていました。

既に故人ですが、生前に上田さんが長時間のインタビューを行いそれを元にさらに取材や参考文献も使って書かれた本です。

戦後生まれの私たちにとって、この本に書かれた真実に圧倒されます。

しかし、この記録、歴史の中に埋もれずにこのような形で残されたことは非常に意義のあることだと、思います。