フェアの精神

私、2007-05-12 日本学生野球憲章(その2)
http://d.hatena.ne.jp/supiritasu/20070512
でこんなこと↓書きました。

この問題が記事になってから気になるのは、
私が購読している朝日新聞の態度です。
朝日は、夏の甲子園のバッチリ関係者ですね。
たぶん記者の方、高校球児と接する機会もあって、
特待生で入学している生徒さんいること知ってたはずです。
(だって全国であれだけたくさんの高校と、生徒がかかわっていたわけですから。何にも気付かないわけが無いでしょう)
なのに、なぜか知らん顔してますね。

昨日の朝日・朝刊社会面(手元の新聞では38面)で、
今日のタイトルとなった「フェアの精神」という連載始まっています。
今回は、

謝礼
親子の夢食う野球ゴロ

と言う見出しでした。
子供たちを高校や大学に紹介している人の話です。
親や、学校との間での金銭のやり取りを、一部否定している人もいますが、匂わせた内容になっています。
「この問題について広く体験や意見を受け付けています」との囲み記事もあり、ファックス番号や、メールアドレスも出ていました。


報道機関各社は野球とのかかわり多いですね。
以前書いたように朝日は、夏の甲子園とのかかわり深いです。
他にも、
毎日新聞春の甲子園
読売新聞・日本テレビの読売グループ:巨人
サンケイ・フジテレビのフジサンケイグループ:スワーローズ(これは間接的です、でもヤクルトの前の球団オーナー、サンケイでしたね)
中日新聞:ドラゴンズ
TBS:ベイスターズ
他にもあるのかもしれませんが、今回の問題の発端(西武ですね)となった、プロ野球の球団、報道各社持っています。
報道機関が「人に厳しく、自分に優しく」では困り者ですが、
どうもこの高校野球の問題、あまり引っ張ると自分たちのところへも影響があるのでは?
と、どうも腰が引けている気がします。
朝日の連載始まったばかりですが、今のところ自社が関連している夏の甲子園大会のこと書かれていません。
学校が、優秀な生徒を集めるのも、優秀な生徒がお金以上に越境してまで目指しているのは、
やはり高校野球の最大イベント「夏の甲子園」だと思います。
春の甲子園」でも「国体」でもないですね。
今後の連載に、自社がかかわってる「夏の甲子園」のことどこまで書くのか注目しています。


この日の同じ社会面に

対外試合今日解禁
「特待生」全校是正へ

の記事もありました。
特待生制度を受けてた全員から解約同意書の提出が受けられる見込みになったようです。
高校の野球生活の最大イベント「夏の甲子園」予選が始まりますので、
皆さん提出されたのですね。
代わりの奨学金のような制度、特例として認められていますしね。

日本高野連の杉村春夫会長は「転校生や退学生がでなかったことに、正直なところホッとした。すべての同意が得られるか心配していたが、ほぼ手続きがなされた」とコメントした。

とあります。
私も良かったと思いますが、このコメントは本当に現場を心配してのものだと思いますが、どこまで現場を知っているのか、そこが疑問ですね。