芥川さん

敗北の文学読んだので、芥川さん読みたくなりました。
今便利ですよね。
青空文庫でほとんどの芥川作品読めます。
作家別作品リスト:芥川 竜之介
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person879.html#sakuhin_list_1
最初
西方の人」読み出したのですが、あまり頭に入ってこないので中止。
或阿呆の一生」読みました。
この作品も、書き出しが久米正雄さんに対する遺書みたいになっています。(「みたい」いらないかもしれませんが)

南京の基督
これは映画になってますね。

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最後に、

本篇を草するに当り、谷崎潤一郎氏作「秦淮(しんわい)の一夜」に負ふ所尠(すくな)からず。附記して感謝の意を表す。

と書かれていて、谷崎作品読む気になったのですが、まだ著作権が存続しているので、青空文庫には谷崎作品収録されていませんでした。


もう1作品
奉教人の死
まで読みました。


「歯車」も読もうと思ったのですが、サーット見てラスト読んで読むのやめました。
ラスト、本当に芥川さん死にそうです。
当時芥川さんの自殺は大きな影響を時代に与えていたのかもしれませんね。
「敗北」の文学 は、書かれる意味があった。
そう思いました。
昨日引用した最後の3行、

だが、我々は如何なる時も、芥川氏の文学を批判しきる野蛮な情熱を持たなければならない。我々は我々を逞しくするために、氏の文学の「敗北」的行程を究明して来たのではなかったか。

 「敗北」の文学を − そしてその階級的土壌を我々は踏み越えて往かねばならない。

この力強さは必要だと感じました。



全然話し違いますが、今日来た「まぐまぐニュース」の最後のところに有料メルマガの紹介があって、浜田幸一さんのも出ています。
ご本人捕まってますよね。
確認したら最新発行日 2010/08/05になっています。
一時的に募集はやめといた方がいいと思うのですが。
警察から出てきたら、人気メルマガになるかもしれませんね。