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       衆議院議員 河野太郎の国会日記
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茅ヶ崎市の柳島の下水処理場を視察し、放射性セシウムを含む
焼却灰の状況を確認する。

県内西部の処理場では、四之宮が7トン/日、柳島12トン/
日、酒匂1.8トン/日、扇町0.6トン/日の加湿灰が出る。

この加湿灰の最新のセシウムの測定結果は、四之宮で1571
Bq/kg、柳島で660Bq/kg、酒匂で692Bq/k
g、扇町522Bq/kg。

この加湿灰は、土嚢に入れられて場内に積まれ、ブルーシート
がかけられている。

5月9日以降、場内で仮置きされている灰の量は、四之宮て7
00トン、柳島で1580トン、酒匂252トン、扇町77ト
ン。

9月末までに入札でテントハウスの業者が決まり、建築確認に
入る。11月いっぱいにテントハウスが建ち、12月からテン
トハウスへ土嚢の搬入が始まる。

今年度分だけで柳島で五棟のテントハウスがいっぱいになり、
7億円の費用が発生する。一時的には流域の自治体が地震災害
に備えて積み立てている予備費を流用するが、東京電力に賠償
請求をする。

来年度は、場内の空き地にさらにテントハウスを建てて、そこ
に加湿灰を詰めた土嚢を引き続き搬入する。が、柳島の場合、
だいたいそこで土地はいっぱいになる。

国は、8000Bq/kg以下になった加湿灰は、管理型最終
処分場に搬出して良いと基準を決めている。だから後は、地域
で相談しなさい、と言うだけ。

しかし、8000Bq/kgもの放射性物質を含む加湿灰を受
け入れてくれる処分場はない。そこで、加湿灰の場内仮置きに
なってしまう。国の基準は、実際の処分に関しては、あまりに
非現実的だ。

100Bq/kg未満になれば、セメント会社が逆有償で引き
取ってくれる。セメントの放射能基準が100Bq/kgなの
で、そこまで放射能レベルが下がらないと、セメント会社も逆
有償でも引き取れない。

しかし、加湿灰のセシウム量は、なかなか下がらない。月単位
ではなく年単位になると関係者は予測している。

つまり、加湿灰中のセシウム量が100Bq/kg未満になる
まで、場内の仮置きは続く。セシウム量がそれ以下になれば、
はじめて、仮置き分を少しずつ混ぜて、100Bq/kgを上
回らないように注意しながらセメント会社に引き取ってもらう
ことになる。

しかし、その前に下水処理場内のスペースが無くなる。

国は、こうした現実を見据えて、単に非現実的基準を決めて、
はいどうぞ、ではなく、実際に対応できるような支援をする必
要がある。例えば、どこかに何ヶ所かの仮置きスペースを用意
して、そこに東北、関東からの加湿灰を集めるとか。

自分で線量計を借りて計ると、処理場でも加湿灰から10m離
れれば、0.06μSvの線量になる。加湿灰そのもののすぐそ
ばでは0.35μSv、土嚢のすぐ脇では0.30μSv、ブル
ーシートの脇では0.27μSv、ブルーシートから5m離れれ
ば0.06μSvだった。
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