「最後の秘境東京藝大天才たちのカオスな日常」読書の手引き

二宮敦人さんの「最後の秘境東京藝大天才たちのカオスな日常」読みました。
気になる人や事項調べてみました。
79P〜の 4.天才たちの頭の中

藝大生をして「あいつは天才だ」といわしめる、口笛世界チャンピオンの、青柳呂武さんの演奏聴いてみたくなりました。
探せば出てきます。



さらに、この章の中に出てくる、佐野圭亮さん
東京藝術大学卒業・修了制作作品立体部門への「第11回荒川区長賞授賞式」で 西川区長と荒川区長賞受賞しているようです。
作品もご覧いただけます。
一番最初の作品です。
第65回 東京藝術大学卒展 at 東京都美術館 Photographs : 鴎庵
http://kamomelog.exblog.jp/26365764/
この中に、この本に出てくる他の方の作品もありました。

112P

なんと、妻はえんえん五時間以上も「サモトレケのニケ」だけを見つめ続けたという。

サモトラケのニケ - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%A2%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%B1%E3%81%AE%E3%83%8B%E3%82%B1

ルーペで見る《サモトラケのニケ》 | ルーヴル美術館
http://musee.louvre.fr/oal/victoiredesamothraceJP/victoiredesamothrace_acc_ja_JP.html

115P

ソビエト連邦で、音楽も共産党に支配されていた時代、反政府を言葉ではなく音楽で伝えようとした作曲家がいるんですよ。口で批判したら投獄されますけど、音なら邪魔されないですから」
音楽は自由なんです、と山口さん。
ショスタコーヴィチという人です。彼の曲を弾いていると物凄く訴えかけてくるものがあって……もう、本当に病んできますよ!」

具体的な曲名は出てこないのですが、どんな曲が聞いてみたくなりました。


ドミートリイ・ショスタコーヴィチ - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%81

1953年スターリンが死ぬと、第9番以降、ジダーノフ批判があってから書かれていなかった交響曲(第10番)を約8年ぶりに発表。曲の内容の暗さと「社会主義リアリズム」との関係において、大論争(いわゆる第10論争)を巻き起こし、国外でも大きく報道された。

では、その10番を

168P

声楽家の井口理さんは、のどあめが必需品だという。
「僕らは体が楽器なんで。喉のケアは大事ですね。声楽科ではプロポリス、ボイスケア、龍角散の三派に分かれてますよ。あと、本当に調子が悪い時はのどあめじゃダメなんです。何を使うかっていうと、これです。響声破笛丸。漢方薬なんですがこれはききますね。最終兵器です。本番前に飲んだりする人もいます」

響声破笛丸(きょうせいはてきがん)振り仮名ないと読み方悩みますね。
覚えておいて損はなさそうです。

【第2類医薬品】響声破笛丸料エキス顆粒KM 9包

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【第2類医薬品】響声破笛丸料エキス〔細粒〕45 2g×12

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こんな記事もありました。
響声破笛丸が製造中止して涙目のボーカルへ - まつたけのブログ
エスエス製薬の物は製造中止になっているようです。

182P

「でも自由とはいえ、みんな深堀りはしますね。自分のテーマに沿って、徹底的に追及します。例えばラピスラズリに拘っている人がいまして、その人はラピスラズリを削って、練って、ゼロから絵の具を作ってます」

ラピスラズリ - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%94%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%BA%E3%83%AA

211P
11.古典は生きている
で紹介されている、川嶋志乃舞さんの三味線も聴いてみたい。
この本が書かれている時点でプロとして活躍されています。




270P

ラボルトの頭部』

ラボルト : 【石膏デッサンがもっと楽しくなる!】石膏像の豆知識まとめ - NAVER まとめ
https://matome.naver.jp/odai/2138700325218973101/2139064355935770903


277P

「はい。BGMというものがありますよね。BGMの概念は二十世紀後半に確立されたとされているのですが、実はもっと前にもあるんです。それはエリック・サティの『家具の音楽』。この楽譜には『聴かないでください』と書かれているんですよ。意識して聴いてはいけなくて、ただそこにある音楽、これはまさにBGMのことですよ」


一応こんな所で。
この本で紹介された藝大の生徒さんたち、ほとんど実名で出ています。
検索すると、フェイスブックツイッター等ご本人がかなりの確立で出てきます。
音楽の方たちだと、演奏会出てきますし過去の、美術の方だと作品も出てきます。
さらに、過去の各種受賞暦が出てくる方もいます。
美術でも音楽でもその道で生在学中からのプロモーション・プロデュ―スも大切ですね。
タダでさえ才能の有る人たちが切磋琢磨していく世界です。