古い定期預金は解約です。

すこし過激なタイトルにしてみました。
日銀が先週公定歩合上げました。
公定歩合の推移以下↓日銀のホームページ見てください。
http://www.boj.or.jp/type/stat/boj_stat/discount.htm
ここでは、昭和48(1973)年 4月 2日以降の推移見ることができます。
今回の低金利政策以前は最低の公定歩合でも、
昭和62(1987)年 2月23日の 2.50%でした。
それが、
平成5(1993)年 2月 4日に2.50%になって、
以来過去最低の公定歩合の記録更新になっていったわけです。
最低の公定歩合は、
平成13(2001)年9月19日〜18(2006)年 7月13日までの、0.1%です。
5年弱このもう下げようの無い超低金利続いたわけです。
その後、
平成18(2006)年 7月14日 0.4%
平成19(2007)年 2月21日 0.75%
と上昇していますが、私は今回の超低金利政策以前の低金利である上記
「2.5%」に金利が上がるまでは低金利政策続いていると考えて良いと思います。
(このように書いていますが、早急に金利を上げろといっているわけではないです。いつも書いているようにインフレを起さないこと、これが大切だと思っています)
現在の金利(0.75%)の水準は、
平成7(1995)年 4月14日〜の1.0%と
   〃       9月 8日〜の0.5%
の間ということで11年5ヶ月ぶりの高金利
って事になります。


私そんなに貯金あるわけではないですが、(ちっとも自慢になりませんが)
平成12年4月17日と12年10月20日に預けた郵便局の定額貯金あります。
この時の公定歩合0.5%です。
この定額貯金の金利
0.2%(3年以上)
と通帳に記載されています。
2月21日の公定歩合0.75%への引き上げ、すでに貯金金利に反映されています。
郵便局の最新の金利コチラ↓です。
http://www.yu-cho.japanpost.jp/s0000000/stk00100.htm
予想通りすごいことになってました。
現在、通常郵便貯金金利
0.21%
になっています。
私が預けている定額貯金の金利より、通常郵便貯金の方が金利高くなっています。
このまま放置しておくと、満期になるまで通常預金より安い(といっても今のところ0.01%ですね)金利の適応になってしまいます。
早速馬鹿らしいので、解約しました。
そしてそのお金千円以上*1はそのまま、定額貯金に積みました。
今回は金利0.35%(3年以上)となっていました。
3年以下はどうなるのか?
半年〜3年の間の金利も上記ホームページで見ること出来ます。
今後も金利下がる見込みはあまり考えられません。
なぜなら、今回の低金利の状態であっても、景気の回復の足取りが不安定である。
その一言に尽きますね。
暴言になるかもしれませんが、少し思うところ書いてみます。
今回の金利の上昇が再び不景気に戻るきっかけになると考えにくいほど、今でも充分超低金利です。
これでまた金利下げても、景気回復にどの程度役に立つのか。
0.75%から0.1%に下げてもたかが知れています。
そんな気がします。
日銀も面子があるのでなかなかできないでしょう。
ただそれでも下げるとなると、
「再び不景気になるのは困る」
そうした意思表示のため。
その程度の事になると思います。
ただこの意思表示で、市場が動いたりするので、経済は予測が難しいですね。


どのくらいの間隔で日銀が公定歩合上げてくるのか?
私には予測できませんが、そういうわけで公定歩合「上げ」以外は考えにくいと思います。
定期預金は金利が高い時預けておくと、金利下がっても、
その高い時の金利で運用されるので得した気分になりますが、
金利が下がると、金利変動しないので、
今回のように、金利変動型の、普通預金より金利が低くなる逆転現象発生してしまいますね。
そんな訳で、金利の低い古い定期は解約した方が良さそうです。
預け直すにしても金利の上昇が見込まれる場合は、長期間の定期預金はあまりよくありませんね。
定額貯金は10年満期ですが、半年後からそれに見合った金利の対応で解約できます。


明日もこのテーマで続きます。

*1:定額貯金千円単位での受付のためです