日本学生野球憲章

supiritasu2007-04-14

昨日「はてな」の注目キーワード見てたら、
カート・ヴォネガットさん出てました。
新作でも出たのかなと思い他の方のブログ見ていたら、
お亡くなりになったのですね。
知りませんでした。
で、
その方のブログ見ていたら、
エヴァンゲリオンの解釈をしているページにぶつかりました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1010847085
ん〜、私もTV版・TV東京で深夜枠まとめてやったとき、
録画して集中して見て。
劇場版はレンタルして見たのですが、
ここで書かれているほど理解できていませんでした。
世の中凄い人がいるものです。


劇場版未だにTV放映ありませんが何か戦略でもあるのかと思っていたら、
今年9月から来年にかけて3部作で製作されるようです。
それに合わせて、前作の劇場版TV放映されるのでしょうか?


で本題です。

日本学生野球憲章
第13条 選手または部員は、いかなる名義によるものであっても、他から選手または部員であることを理由として支給され、または貸与されるものと認められる学費、生活費その他金品を受けることができない。

こんな規約があったのですね。
知らなかった。
甲子園で活躍している学校たくさんありますが、
出場校が限られてきていますね、
学校によっては、生徒の地元出身者の割合が凄く少なくて、
他の都道府県から、野球留学してきている選手が多い事実。
知られていますね。
学校側も有望な選手集めていることと思います。
ですので、
「授業料免除」
「生活費の負担」
など入学時の条件として提示しているものだと思っていました。
それをやっちゃいけないんですね。
私の常識だと思っていたこと、崩れました。
昨日の朝日・朝刊1面左中に以下の見出しあります。

専大北上
野球特待生設け便宜
学生憲章違反高野連「除名相当」

さらにこの記事私の手元の新聞では20・34面にも関連記事ありました。
西武からお金をもらっていた、早稲田の選手の件、
高校野球にまで飛び火してしまいました。
野球はプロ野球があり、お金になるのが長い間分かっていますね。
おそらくリトルリーグから、有望な選手は目を付けられていて、
何らかの話が、親や監督の下に来ていると思います。
まさに蔭でコソコソやっている感じなのでしょうか。
「日本学生野球憲章」
の理想は素晴らしいですが、現実は別の方向に行っていそうです。
そして、有望な選手は、本音と建前を子供の内から身につけることが必然となってしまっているのでしょうか?
高い理想が、現実と合わなくて、子供の教育に良くなくなってしまう。
なんだかね、
寂しい。
この際現実に合わせて野球規約を変えて。
って言うのも違う気がします。
変えなくてはいけないのは、野球を食い物にしている、
大人の世界ですね。


高校駅伝やサッカー、外国からの留学生目立ちます。
彼らが、学費や生活費自分たちで出しているとは到底考えられません。
高校駅伝やサッカーは、「日本学生野球憲章」のような規定がないのでしょうね。キット。
野球少年たちをどうしたらいいか?
貧乏人が東大・芸大に入りにくくなっているように、
貧乏人がプロ野球に入りにくい環境になっているのでしょう。
親のお金のある無しで、将来のが変わるのはやっぱり問題ですね。
「日本学生野球憲章」
を守るためなら、
勉学や、スポーツに優れた子供が堂々とお金をもらえて、
その道の一流になれるような学校に入学できるような、
基金奨学金みたいなものが必要かもしれませんね。
しかも、そのお金をもらっていることを本人も周囲も公然と周知していて、
本人も平常心でいられるし、周囲からのいじめの原因にもならない。
それが理想ですね。
今現役で、高校野球やっている生徒が、
「実は俺入学金免除だったんだよね、こっれって甲子園いけないってことだよね、だから誰にも言わずに黙っていなくちゃ」
なんて、心にやましさを抱えながらプレーを続けて行くことは、避けなければいけません。
理想の教育の表舞台の1つで、そういう事実他にもありそうなこと薄々感じてしまいます。
甲子園の好プレー・好試合は大人たちの本音と・建前の裏で苦しみつつ、
真剣にプレーする選手を見ている場ではないはずです。
今回の件で、専大北上の選手が甲子園への道を閉ざされることは疑問です。
野球部の生徒が、暴力や喫煙・飲酒したのと意味が違いますね。
選手たちは特待生であること承知していたでしょうが、
そのことが、甲子園の道を閉ざすことになると知っていたら、断るはずです。
当たり前ですよね、高校時代の目標が甲子園出場なんですから。
違反をしたのが、誰か、これははっきりしないといけません。
他の学校も同じ事やっていそうな気がしてなりません。
これをきっかけに他校も、
「お前達、甲子園行きたかったら黙っているんだぞ」
なんて、余計おかしな方向に行ってしまうこと危惧します。
こんなの教育じゃないですね。


スポーツにお金がかからないなんて誰も思っていないのですから、
野球だけではなくて、他のスポーツも子供たちが心にやましさを感じることなく、
晴れやかに、伸び伸びと打ち込めるように大人がしないといけませんね。
子供たちのルールを作るのも大人。
それを自分たちの都合のいいように変えるのも、破るのも大人。
ですね。