吉川栄治さん

有名な作家の吉川英治さんと間違えたわけではないです。
私も昨日までこの方のこと知りませでした。
吉川栄治さん昨日の朝日新聞・朝刊1面に登場しています。
1面左上の記事の見出しから紹介します。

イラク給油疑惑追及へ
民主国政調査権を視野

同じ1面のこの記事の下の見出しです。

補給、他国の油でも支障ない可能性
海自派遣の根拠に疑念

こっちの見出し記事も紹介します。

 インド洋における海上自衛隊の補給活動に絡んで、日本が提供する高品質な燃料が必要とされてきたパキスタン海軍の艦船が、実際には米軍など他国が提供する燃料でも活動できる可能性が高いことが分かった。日本政府や米国側の説明と矛盾するうえ、海自派遣の根拠の一つが崩れることになるだけに、政府・与党が現在検討している新法の議論にも影響がでそうだ。

この事実明らかにした、勇気ある方、
海上幕僚長の吉川栄治さんです。
今日の安倍さんの辞任もこの「テロ対策特別措置法」がらみですね。
参院の責任は取れなくても、米豪首脳との約束守れないことで辞任した感じです。
吉川栄治さんが今回の発言で、今後自衛隊の中で今の地位(といっても海上自衛隊でトップですが)を任期途中でやめさせられるようなことがないように監視しましょうね。
どんな発言をされたのか?
引用します。

11日の記者会見で、日本の燃料でなければパキスタンの艦船が動かないかどうかについて、「それは(動かないことは)ないと思う」と否定。米国など日本以外の参加国による補給の代替も「基本的には可能だ」と語った。

真実を語って頂いて感謝いたします。
海上自衛隊も日米政府のまやかしで派遣させられたのではたまったものではありませんね。
生命の危険だってないとは言えないでしょうから。
まやかした側の発言も記録しておきましょう。

 シーファー米在日大使は先月3日、朝日新聞などの取材に対し、「パキスタン海軍の駆逐艦は高品質な油が必要だ。日本が参加しなければ、米国だけでなく、パキスタンが活動を続けられるかということに影響を与える」と語り、日本に給油活動を継続するよう強く求めた。

 

 外務省の谷内正太郎事務次官も10日の会見で「パキスタン海軍の船は、自動車で言えはハイオクを使わなければいけない艦艇で、提供するのは自衛隊の補給艦しかない。それが使えなくなると(パキスタンは)行動が難しくなる」と述べた。

事実は一般の人にはわかりません、米在日大使や外務省の事務次官に言われたらそうかな?
って思ってしまいます。
この方たち「事実を知らずに間違った発言した」
そういうことを言うのでしょうか?
事実を知らずにこういう地位の方が無責任な発言することは、許されることではないですね。
発言しなければいいのです。
発言の意図は内容から、「テロ対策特別措置法」の継続ですね。
国民を欺こうとしています。
益々、吉川栄治さんのような方が、海上幕僚長でよかったと思います。


最初に書いた見出しの、「イラク給油疑惑」の件ですが、
この内容書きそこなっていますが、9月8日の朝日、夕刊でも1度記事出ていました。
その記事の見出しです。

自衛隊インド洋上給油
イラク向けではない」
米が釈明

記事の一部引用します。

 問題のホームページは米第5艦隊のもので、イラク戦争の作戦名である「OIF(イラク自由作戦)」の表題のもとに、「日本政府は、8662万9675ガロン以上、7600万ドル相当以上の燃料の貢献をしてきた」などと書かれていた。アフガニスタン戦争を意味する「不朽の自由作戦(OEF)」開始以来とただし書きはあるものの、全体としてはイラク戦争に参加する艦船に給油したとも読める書き方だった。

 このページ日本政府の要望で、問題部分の削除行われています。
この件に関しては、私は見ていませんが、
8月31日放送の「朝まで生テレビ」で江田憲司さんが指摘していたようです。


そして今日の夕刊です。
トップ記事安倍さん辞任かと思ったら、間に合わなかったようですね。
明日の1面は「安倍さん」この予想は誰でもできますね。
夕刊1面左に、

民主、給油中止を要求へ
逆転国会、午後に代表質問

の見出し。
記事中に、

テロ対策特別措置法の趣旨から逸脱し、イラク戦争に向かう米艦船に給油していた疑いについてもただす。

とあります。


結局「テロ対策特別措置法」の延長をしたかった安倍さん、
疑惑について解答すること回避してしまいました。


日本の給油でなくても動くパキスタン海軍の艦船
この件は、吉川栄治さんの発言からして確実ですね。
日本の給油でイラクに向かう米艦船。
こっちも事実だとすると「テロ対策特別措置法」予定と実際がだいぶ違うことになってしましますね。
なぜ、こういった協力を日本がしているのか?
私には疑問です。


以前にも書きましたが、日本は軍事的な協力を一切しないことによって、
イスラム・アラブの方たちと、米国やイスラエルとの対話をもたらすことの出来る国になることの方が国際貢献できると思います。
テロを行っている指導者と話すことも大事です。
元テロ国家で、原爆を広島・長崎に落とされた先輩としてやれる事はあるはずです。
安倍さん辞任の弁でも「テロとの戦い」を強調していましたが、
戦って平和が来るのか!
疑問です。
60年チョット前の日本と対話の出来る国はなかったのでしょうか?
私たちの国は圧倒的な原子爆弾の力を借りないとおとなしくならない、テロ国家だったのかもしれませんね。
だからこそ、日本が「テロと話し合える」部分もてないものか。
そういう期待してしまいます。