時価会計

昨日の朝日・朝刊1面左下以下の見出しあります。

時価会計 日本も緩和

asahi.comで、ほぼ同内容のもの発見したので、
リンクと引用しておきます。
http://www.asahi.com/business/update/1016/TKY200810160316.html

金融商品時価会計適用、日本も緩和へ 欧米と協調




日本の会計基準を決める民間組織の「企業会計基準委員会」は16日、金融商品への時価会計の適用を緩和する方針を決めた。世界的な金融危機で価格が著しく低下している商品については、決算期ごとに損失処理しないで済むようにする。


 世界的に時価会計導入を主導した米国が真っ先に緩和に転換し、日本も追随する皮肉な展開となった。国際的な会計ルールでは、金融商品は市場で売れる時価で決算処理するのが原則。だが、金融不安で買い手がいない状況が続いている。サブプライムローン関連などの金融商品を大量に保有する欧米の金融機関は、決算のたび多額の損失計上を迫られている。


 米証券取引委員会(SEC)は9月、市場の売り手と買い手が示す価格差が極端に大きい場合などは、時価会計の原則に従わなくてもいいとする方針を決定。時価でなくとも、金融機関が「合理的」と説明できる価格で決算処理することも認めて、負担の軽減を図った。日本の措置も米国にならったものだ。


 欧州の国際会計基準審議会(IASB)も今月、米国基準と比べて不利が生じないように基準の一部を緩和。時価ではなく、取得時の価格である簿価で会計処理ができるようにした。こうした措置も、日本は導入を検討し始めた。

なんか、何でもあり!
そんな展開になりつつあるようです。
時価会計の原則って、
誰が何処から見ても筋が通っていること、
それが金融機関の信用に繋がって皆さんがお金を預けたり、運用を任せたりする。
って言うことだとこの文章を見ると思います。
それを、

決算のたび多額の損失計上を迫られている。

ってそれが、本来の姿なのだから仕方が無いと思うのですが、
その状態が続くと金融安定化に繋がらないって言う判断なのでしょうね。
確かにそうなのですが、

時価でなくとも、金融機関が「合理的」と説明できる価格で決算処理することも認めて、

ン〜これってやっちゃって良いの?
「金融機関が、自分とこの損失計上を自分たちの都合の良い数字に書き換えて良いよ」
って書いてあるように見えるのですがどう見えます?
そういうごまかしている金融機関を救わないと景気回復しない。
投機・投資は犯罪ではない。
ソリャそうですが、世界経済をメチャクチャにしといて、納得できませんね。
ある程度強くなると、多少のへまをしても救われる。
真実が必ずしも表示されているわけではない。
真面目にコツコツやっているのが嫌になってしまいますね。
(私が真面目にコツコツって言いたいわけではないです)
こういう大人たの姿を見て育った子供たちは、
真面目にコツコツやりたいって思わなくなってしまうのではないか?
「1発当てる」
そんな発想になってしまうのではないか。思いません?
じゃあアンタはどうなのよ。
痛いとこ突っ込みますね。
はい、私も1発当てたいです。