取材の受け方

チョット書くの遅れましたが、
真相報道バンキシャ!」の誤報で日テレの社長さん辞任しましたね。
社長が辞任する事で、この問題を終了にしたいのでしょうか?
1度報道されるとTVのニュースはいくらなんでも、皆信用するので誤報のないようきちんとした取材望みます。
なんでこういうことになったのか?
チエック機能はどうなっていて、どんな風に杜撰(ずさん)であったのか?
解明して公表していかないといけませんね。


で、私がそれ以上に、
「いかんよそれ、日テレさん」って思ったのが以下の記事。
asahi.comから引用します。
http://www.asahi.com/national/update/0316/TKY200903160350.html

日テレ社長会見、核心見えず 「取材制限」で紛糾も2009年3月17日2時29分


 ずさんな取材が明らかになった日本テレビの報道番組「真相報道バンキシャ!」の誤報問題は16日、社長の引責辞任に発展した。「取材する側」から「される側」に回った同社の記者への対応方針は揺れ、会見も紛糾。なぜ誤報が生まれたのかの核心は明らかにならなかった。 

 日本テレビが16日、東京都港区の本社で開いた久保伸太郎社長の記者会見では、会場に入れるのは報道各社1人だけに限定。カメラの持ち込みも不可という異例の形で始まり、集まった記者からは批判が集中した。

 本社ロビーには会見に参加できなかった報道関係者約30人があふれた。同社総合広報部員につめよる記者の様子をカメラマンが撮影しようとして、制止する警備員と激しくもみあう場面もあった。

 午後4時に始まった会見では「取材制限」について久保氏が釈明に追われた。結局、報道各社の再三の申し入れで久保氏は午後7時、再び記者会見に応じることに。今度はテレビカメラの撮影も許可された。

 「オープンな会見を開かないのはなぜか」「カメラを入れないのはいかがなものか」。記者たちの質問は再び同社の取材への対応に集中。読売新聞記者出身でもある久保氏は厳しい表情で「貴重なご意見、ご批判として承る」と1回目の会見と同様の答えを繰り返すしかなかった。

 一方の当事者の岐阜県。東京出張中の古田肇知事はこの日、「社として今回の誤報問題を重く受け止められた結果だと思う」とのコメントを発表した。

 県議会として日テレと、系列の地元の中京テレビに抗議文を出した玉田和浩議長(自民)は「辞任を決断するなら社長自身が県に謝罪に来るのが筋。本当に責任の重さを認識し、反省しているのか疑問だ」と憤った。

 県議会最大会派の自民系会派は、両テレビに正確な報道を求める決議案を26日に提案することを決めており、本会議で可決される見通しだ。

 また、日テレへの損害賠償請求などについても、武藤鉄弘・秘書広報総括監は県警の捜査を見守るとしながら「日テレ側から聞いた事実と異なる事実が出てきたら、検討したい」と含みを持たせた。

 同県の強い姿勢には、06年に発覚し、古田知事や行政職の6割を超える職員ら計4379人が処分された裏金問題の深い傷跡が影響している。

 ある自民県議は「職員やOBで弁償して再出発した後でまた裏金が出てきたら、県政に対する県議会の監視能力が疑われる。報道を受けた県の自主調査で調べられた381人の職員を思えば、うやむやにはできない」と話した。

普段自分たちが取材しているくせに、取材される側になったときにこの態度はないでしょう。
「取材を受ける側の見本」
と言われる様な、きちんとした記者会見するべきだったと思います。
それは同業者からの非難受けますよ。
取材する側が、こんな記者会見をするようでは、今後記者会見を取材される側がこれを先例にしたらどうするのでしょう?
どこかの問題を起こして記者会見する会社、
「先日の日本テレビの記者会見に習って本日の会見を行いました」
なんて一言、言わないかな。