国民審査

今度の日曜は選挙です。
横浜市市長選挙も一緒にありますが、
全国的には、選挙区で1名候補者名書いて、
比例区で支持する政党名を1つ書くことになります。
でも、それだけでないですね、
もう一つ、最高裁の裁判官9名に対する、国民審査もあります。
これ、毎回思うのですが、ニュースで最高裁の判決あると、
○○裁判官は、賛成の意見、○○裁判官は、反対意見。
○対○で、という感じで、憲法判断が示されます。
でも、国民審査の時にどの裁判官が、どんな判断をしたか。
なんてこと覚えていないですよね。


昨日朝日・朝刊(手元の新聞で6面)に今回、国民審査の対象になる9名の裁判官の紹介記事ありました。
ただ、前回の衆院選挙時に既に国民審査を受けている6名に関しては今回審査の対象になりません。
そう、最高裁の裁判官て、全部で15名です。
記事によると、
今回、国民審査の対象になる9名の内、5名はまだ、一度も大法廷判決に関与していないそうです。
エッ!(@_@;)
最高裁来るまでに、どんな判決してきたかで、判断しろってことでしょうか?
裁判官さんの経歴見ますと、学者さんだったり、弁護士さんだったりで、判決を元々下した事のない方たちも含まれています。
これって、無理がありませんかね?
結局この5名に関しては、大法廷判決を一度もしないうちに、国民審査を受けて、
ここで信任されると、審査を既に受けているということで、審査の対象にならないってことになるようです。


大法廷判決を行ったその内容が、私の意に反する判断をして、その方を罷免したいと思ったとして、
前回の衆院選挙で既に審査を受けている6名に関しては罷免ができないわけです。
で、9名の内4名は大法廷判決を行った経験あるのですが、
それでも、一番判決を多く出したかたでも、4回です。
国民審査を受ける段階で、前回の衆院選挙後に任命された方が対象になるので、判決を出している回数がどうしても少なくなるようです。
今回の衆院選挙は、ほぼ任期満了での解散です。
それでも、今回の9人のうち最大で4回ですから、
その裁判官の、大法廷判決の結果によって、有権者が国民審査を行うっていう事にはなりにくいシステムのように感じます。
国民が、余り関心をもてないような状況で、国民審査を行って、
それで信任されたって?
ン〜こんなことでいいのでしょうか??