トヨタ内部文書

今日の夕刊見ました?
1面左上、トヨタの内部文書が米下院の監督・政府改革委員会で明らかになった事、書かれています。
なんで、日本より先にアメリカで内部文書出るのでしょうね?
今、朝日・夕刊、ロッキード事件を「検証 昭和報道」で取り上げていて、この事件もコーチャンさんとかアメリカ側から情報が出てきましたね。
アメリカの捜査がすごいのと、あと素直に白状する国民性とかあるのでしょうか?
記事asahi.comから引用します。

http://www.asahi.com/business/update/0222/TKY201002220098.html?ref=any
http://www.asahi.com/business/update/0222/TKY201002220098.html?ref=any

トヨタ内部文書「リコール問題で1億ドル以上を節約」

2010年2月22日11時15分



 【ワシントン=尾形聡彦、ニューヨーク=丸石伸一】トヨタ自動車の大規模リコール(回収・無償修理)問題で、米下院の監督・政府改革委員会は21日、「リコール問題で(当局との)交渉の末、1億ドル(約92億円)以上を節約できた」とするトヨタの内部文書を明らかにした。2007年のリコールが大規模になるのを防いだことで、多額の費用が浮いたことをトヨタが社内で強調している文書で、トヨタ豊田章男社長が出席する24日の同委員会の公聴会で追及が強まるのは必至だ。

 文書は、監督・政府改革委が調査過程で入手。09年7月初めに、現・北米トヨタ社長の稲葉良み(よしみ、みは目へんに見)氏が、同社ワシントン事務所について、米当局や米議会への働きかけで成果をあげていることを強調する内容だ。文書は「機密扱い」とされている。

 09年7月は、同年8月の米西海岸でのレクサス車の暴走・死亡事故、同年9月のトヨタの大規模リコール発表の前に当たる。

 文書は、ワシントン事務所の成果として、リコール問題で「(同社にとって)有利な結果」を得たと指摘。特に、「カムリや、レクサスESのリコール問題では1億ドル以上を節約」と明記している。

 トヨタは07年9月に、フロアマットにアクセルが引っかかる恐れがあるとして、主力車種の「カムリ」と高級車「レクサスES350」の一部、計約5万5千台をリコールしている。このリコールが比較的軽く済んだことを指しているものとみられる。

 ただ、その後、09年9月末発表のリコールは、カムリやレクサスES350を含め7車種約380万台に上った。

 監督・政府改革委の有力者、アイサ議員(共和)の広報担当は21日、「トヨタと米当局との間でどんなやりとりがあったのか重大な疑問が生じている」と批判。公聴会でも追及する方針だ。

 トヨタは同日、「我々は顧客の安全を最優先に考えており、一つの内部文書だけで(安全よりコスト重視などと)結論づけるのは適切ではない」との談話を出した。

トヨタって堅実で、無駄の無い経営のイメージが私にはあります。
どうも、前のトヨタ経営陣問題があったのではないでしょうか?
世界一の自動車メーカーになるために、無理をしたように思います。
以前のトヨタなら今のように過剰な生産設備を作らなかったのではないでしょうか、(プリウスなど減税対象車などは生産間に合わないようですが)
世界一、コレが視野に入ったことがトヨタの歯車を狂わせた。
このニュースは、消費者重視より利益優先になっていた事うかがわせますね。
今の社長さんは、創業家の方ですね。
消費者重視に向けて思い切った舵を取らないと、アメリカで信用を失って大変なことになる可能性もありますね。
前の経営陣に何らかの証言と、責任の所在を明らかにする必要が出てくると思います。

「あらたにす」見ていると、この件書いているの朝日だけのようです。
あらたにす | 朝日・日経・読売 3社共同プロジェクト
明日の朝刊で各社書くのでしょうか?
「日本の信用」という面からもトヨタには、「雨降って地固まる」という結果になって欲しいと思っています。