電子書籍(その2)

訂正記事、今日の朝刊に出ていたので、その事を昨日書いた部分に追加しました。


その関係で気になる事出てきたので今日は(その2)です。

今日はお金の話です。
昨日引用した朝日の記事から、再度引用しますね。
記事と、並びと順番変わりますよ。

紙の本で著作者の取り分は10%ほどだが、電子書籍ではこれより高い率になりそうだ。

この次の引用は、訂正があった部分です。
asahi.comの訂正前と、訂正後引用します。
訂正前。

「死ねばいいのに」は紙の本は税別で1700円だが、携帯以外の電子版は販売開始から2週間がキャンペーン価格で700円、その後は900円とした。

訂正後。

「死ねばいいのに」は紙の本は税込みで1785円だが、電子版のiPad、iPhone向けは販売開始から2週間がキャンペーン価格で700円、その後は900円とした(パソコン向けは税別で同価格)

今日のメインテーマです。

販売価格の30%がアップル社に入る。

税金は利益とは言いがたいので、計算しやすいように税別で考えてみましょう、
「死ねばいいのに」は紙の本は税別で1700円
ということなので、著者の京極さんの取り分10%とすると170円。
キャンペーン終了後電子版の価格900円なので10%のままだと90円
これだと、著者の収入が大幅に減ってしまうので電子版に納得する作家さんいなさそうです。
ですので、
電子書籍ではこれより高い率になりそうだ。」
この結論あまりに当然。
講談社が提示した価格だと、電子版だと最低20%は著者に払っていそうな感じします。
20%でも180円。10円しか増えていませんね。
すごい儲かるのはアップル。
30%なので、270円ももって行きます。
販売のシステムの構築にお金掛かっているでしょうが、
その後は、消費者がアップルのシステムを利用すれば出版社から何もしなくても(言い過ぎかもしれませんが、維持費は掛かるでしょうが、そんな感覚持ちます)30%入る。
アイディア料というべきですが、これが一番すごい利益を生んでいますね。
で、思ったのが、今の日本の受験教育ってこういう発想を生むような子供を育てているのかな?ってことです。
ただこういう発想は1億に1つとかそういう確率かもしれませんね。
アップルと言う企業がヤッパリすごいのでしょうね。


ウインドーズパソコンが、市場を席巻して、マック・デザイナーさんとか、専門的なコアなファンに支えられていましたね。
でも、デザインがいつもおしゃれで画期的な製品出してました。
そのコアな分部で生き延びていくだろうと思っていましたが、
MP3プレイヤーで、物体(同じデジタルでも、CDとかMDとか形のあるものに音が入っていたという意味です)にこだわっていた、ソニーのウオークマン蹴散らしてから、今回のiPad、iPhoneまで、勢いがとまりませんね。
元々ハード・ソフト両方手がけていた部分も強さの秘訣ですね。
マイクロソフト・グーグル、どちらもすごいけど、ハードへの進出が課題ですね。*1
成功した企業を誉めるのは誰にでもできるので、このへんにします。


講談社電子書籍で残りの50%取るのか?
不明ですが、せめて著者にはアップルと同じ30%ぐらいは払って欲しい気がします。
人気作家だと著者50%とかの条件もありそうですね。
話を進めるために、出版社の取リ分多めで50%とすると450円。
紙の本1700円で利益率考えると、約26.47%
この利益率、今紙で売っている現状より十分高い。
私、そう推測します。
出版社の取り分アップルと同じ30%(270円)と考えても、
約15.88%
これでも、魅力ある利益率だと考えます。
なぜか?
今出版不況いわれています。

紙の本と比べて価格が安いのは、製本・印刷費、運送費、倉庫など管理費、取次会社や書店への報酬がいらないため。

出版社がさんざんお世話になった。この分部、出版界の遅れた分部になります。
これに掛かる経費をなくすことができれば十分儲かっちゃう。
電子化は出版社にとって生き残るためには避けて通れない道。
そういい切れそうです。
言葉直接的で不適切ですが、あえて書きます。
「切捨てられた」側は苦しいですね。
例えば、書店。
ブックオフ、アマゾン、これだけでも大変です。
再販制度なくなって、値引き始まったらモット大変。
そこで電子書籍ですからね。
淘汰されないよう、発想が必要です。
例えば、今日のテーマ電子書籍のような。
本屋さん私好きです。とっても厳しい状況だと思います。どんな道があるのか?わかりません。でも生き残って欲しいです。
少子高齢化は、少ない人数で多くの利益をもたらす産業を育てること!
これ至上命令です。
人口半分になったら国家予算半分にできるか?
これはよっぽど皆で創意工夫しないと無理だと思います。
すでに現在ある物を維持するだけで、予算使われていきますからね。
これ日本のこの50年の間に確実に起こる問題で、避けることは不可能。
今から対応して行く必要があること誰もがわかっていますね。


国家だけでなく、個人も問題抱えています。
1度就職した会社も、時代の流れが早いので、定年まで持たないかもしれません。
会社は持ちこたえても、会社の生き残りの戦略についていけないと、自分が淘汰されてしまうかもしれません。
会社も、個人も前向きな変化を常に求められていくことになります。
アップルの30%でここまで話が来てしまいましたが。
結論既に書いてしまいました。自分の言葉再度引用します。

少子高齢化は、少ない人数で多くの利益をもたらす産業を育てること!
これ至上命令です。

税率が上がって。と言うのでは意味がないですが。
できることなら、私たちが今の倍。税金を払う収入を得ること。
累進課税になっているので、収入倍にしなくても税金が倍になる所がみそです)
そのために、どうするか?
みんなで考えないといけませんね。
以前にも書きましたが、「節約気分」が世の中を覆うのってなんか暗くて嫌です。
どんなに節約しても、お金使わないと生きていけません。
お金「上手に使う」こんな気持ち(気持ちじゃダメか、実際にですね)に世の中がなれば良いのに。(^_^)
そう思います。

しつこいようですが、アップルの30%ってすごいですよね。
私は本当に感心しました。
iPadで、できることは画期的ですが、iPadのハード自体はそんなにすごい技術ではないと思います。
ソフトと言うか、システムというか、そういった権利。
それが富を生む。
実感しますね。

*1:例えば、X-BOXマイクロソフト苦労してそうです