電子書籍

supiritasu2010-05-21

昨日スーパーで発見「期間限定」
買う予定全くなかったのですが。(^_^;)
私に対する殺し文句ですね。


本題です。
今日の朝日・朝刊1面左中央の記事。asai.comから全文引用します。
http://www.asahi.com/culture/update/0520/TKY201005200310.html?ref=any
http://www.asahi.com/culture/update/0520/TKY201005200310.html?ref=any

講談社、iPadで京極夏彦氏の新刊発売

2010 年5月20日22時44分


 講談社は20日、京極夏彦さんの新刊で15日に刊行されたミステリー小説「死ねばいいのに」を、米アップルが28日に日本で発売する多機能携帯端末「iPad」やiPhone、携帯電話、パソコンで読める電子書籍として販売すると発表した。国内の大手出版社が、新刊の文芸書を電子書籍端末で売るのは初めて。他の出版社も続々と参入しそうで、その第1号になる。

 「死ねばいいのに」は紙の本は税別で1700円だが、携帯以外の電子版は販売開始から2週間がキャンペーン価格で700円、その後は900円とした。紙の本と比べて価格が安いのは、製本・印刷費、運送費、倉庫など管理費、取次会社や書店への報酬がいらないため。講談社内では議論があったが、社会的にインパクトを与えようと、紙の本の半額ほどに設定した。今後の電子書籍の値段に影響を与えるのは確実だ。

 iPadとiPhone版はアップル社のソフト配信サイト「アップストア」で売り、販売価格の30%がアップル社に入る。講談社は「iPad購入者の5人に1人に買ってもらうのが目標」という。28日から販売したい考えだが、現在はアップル社からの承認待ちの状態で、数日遅れる可能性もあるという。

 講談社の狙いの一つは、価格決定の主導権を日本の出版社が握ること。今後予想される米アマゾンの電子書籍端末「キンドル」日本語版の発売でも、出版社側が主導権を取りたい考えだ。さらに、自社で出版した作品の電子書籍化の許諾権を得るため、著作者への働きかけを強めることにしている。紙の本で著作者の取り分は10%ほどだが、電子書籍ではこれより高い率になりそうだ。

 国内の出版物の売り上げは約2兆円。講談社は、電子書籍の市場規模は5年後にその1割の2千億円ほどになると見込み、作品の投入を加速させる。いまのところ五木寛之さんの「親鸞」や京極さんの新作を考えているが、人気作家を中心としたラインアップになりそうだ。

 紙の本と電子書籍のすみ分けや相乗効果も狙っており、紙の本だけ、あるいは電子だけの発売や、それぞれに異なるプレミアムを付けることなどを考えている。紙の本で分冊の形にして安価で「ばら売り」することもあるという。「死ねばいいのに」は6話の連作ということで、携帯電話への販売では全6話のうち第1話は無料に、他の5話はそれぞれ税別で100円に設定した。

 国内では3月に発足した一般社団法人の日本電子書籍出版社協会代表理事野間省伸講談社副社長)に31社が加盟しており、ほかに10社ほどが加盟を検討している。一方で、電子書籍の伸びが紙の本の売り上げを減らすのではないかという懸念も、書店業界を中心に広がっている。(西秀治、久保智祥)

この2〜3ヶ月でやっとアマゾンで本を買うようになったばかりで、かなり遅れている私です。
すごい時代の流れに立ち会っている感じますね。

税別で1700円だが、携帯以外の電子版は販売開始から2週間がキャンペーン価格で700円、その後は900円とした。

一番気になる価格設定がすごい。
書店や、トーハン・ニッパンなどの取次ぎ会社などは、売り上げの減少をどう食い止めるか?
成長を目指すには、今までにない画期的なアイデァが必要になってきますね。
出版社も売り上げ、村上さんの本が、ドドンと売れている新潮社の例外はあっても、週刊誌の売り上げが下がって廃刊になったり苦戦しているようです。
作家さんと、電子書籍の媒体側が直接取引きしてしまうと、出版社も不要。
その場合、作家さんの取り分今より増やすこと当然考えられますね。
老舗大手の講談社打って出た感じです。
部屋にあって、場所をとっている本も電子書籍で保存すれば、部屋もすっきりですね。
廃本になって入手できない本も、電子化されて入手できるようになれば、便利+文化への貢献。そんな感じになります。
電子化されてなくなるのは、その本を入手した時の思い出。そして書き込みでしょうか?
私、小説類は書き込みしませんが、参考書は線引いたり、書き込みしたりします。
今の、iPadとiPhone書き込み機能あるのか知りませんが、将来は確実に書き込みの機能付くと思います。
まだ慣れませんが、将来は参考書も電子書籍で勉強慣れてくることと思います。
小説内の、気になる記述、マークして後でその分部を見たりもできるようになりますね。


気になることがあります。
書籍より、デジタル化音楽の方が先行しています。
レコードからCDへこの時、日本って先端行ってたように思います。
もっとデジタル化進めて、MP3のような物体のない状態で保存して聞くようになってから、立場が怪しくなってますね。
今回も、

販売価格の30%がアップル社に入る。

美味しい所もっていかれている感じ。
こういうアイデァの分部でもう一度世界を押さえる活躍を日本企業にして欲しいです。


#後述
今は、5月22日です。
今日の朝日・朝刊1面左に訂正記事出てました。
引用します。

21日付け「講談社、iPadで新刊」に記事で、京極夏彦氏の新刊「死ねばいいのに」の電子版価格が、「税別で販売開始から2週間が700円、その後は900円」とあるのは、iPadとiPhone版は税込で販売開始から2週間が700円、その後は900円」の誤りでした。パソコン版携帯電話版は記事の通り税別です。講談社の発表に誤りがありました。訂正します。

講談社のミス指摘して、自分は悪くないと言ってますね、朝日さん。
正確な報道は、マスコミの使命。
そう書きたくなる気持ちわかります。(^_^)


今日別のこと書くつもりもあったのですが、
この内容のその2書きます。