宇宙時間

あかつき、金星周回失敗
宇宙機構発表軌道投入できず 

昨日の朝日・夕刊1面トップの見出しです。
残念です。でも、6年後に金星に再接近したときに軌道投入に再挑戦するそうです。
6年。
長いですね。


でも、今見ている星は、私が生まれるはるか前にその星を出発した光を見ているものも多いようです。
地球から一番近いといわれている、
ケンタウロス座のα星
からの光でも、4.22年かかっているそうです。
ケンタウルス座 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%AD%E3%82%B9%E5%BA%A7


もう少し個人的な実感のある話しますと。
子供の頃ハレー彗星が1896年に来るのワクワクして待っていました。
その時、記憶にある方も多いと思うのですが期待したほど彗星大きく見えませんでしたね。
次の接近は2061年夏。
ちょっとそれは、生きていないかもね。
そう思いました。
まさに宇宙時間。
ハレー彗星 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AC%E3%83%BC%E5%BD%97%E6%98%9F


今日本の期待の星。
本当に星になってしまった。
生物のような感じしてそう書いてしまいそうですが、本当は大気圏突入で燃え尽きた。
はやぶさ
も帰ってくるのに予定通りいかずに7年かかっています。
私たちの1年、
それどころか人生なんて宇宙の目から見たら1瞬に過ぎない。
そう考えると、寂しい気がしますが、
宇宙の時間に身を任せて大きな気分にもなります。
6年後期待したいですね。
「あかつき」は6年宇宙で金星を待つわけですね。
その6年で、私たち人類が、平和な世界が作れますように。
そんな願いを持って、活動していくのも素敵だと思います。


目的は違いますが、今年同時に打ち上げた、
イカロス」
も活躍中です。
以前載せた、JAXA相模原キャンパスで撮影した。
「あかつき」と「イカロス」の模型写真再度載せときます。
2010-06-14ありがとう(^_^) はやぶさ君 - なんやかんや
「あかつき」


イカロス」

今回は感情移入を抑えて、「君」つけるのやめてみました。


#後述
今日の朝刊読む前に書きました。
朝日・朝刊1面左の記事asahi.comから引用します。
http://www.asahi.com/science/update/1208/TKY201012080529.html?ref=any
http://www.asahi.com/science/update/1208/TKY201012080529.html?ref=any

エンジン噴射中に衝撃、想定外の回転 探査機あかつき

2010年12月9日2時0分

 金星をまわる軌道への投入に失敗した探査機「あかつき」について、宇宙航空研究開発機構は8日夜、軌道投入のためにエンジンを逆噴射する途中で機体が強い衝撃を受け、想定外の急激な回転を始めていたと発表した。探査機がこれを「非常事態」と判断し噴射を止めたため、十分に減速できず、失敗につながったという。

 計画責任者の中村正人教授は、記者会見で「エンジンの噴射口が壊れたか、何かがぶつかった可能性がある」と話した。噴射口は今回初めて導入されたセラミックス製で三菱重工業が作った。宇宙機構は探査機が金星に再接近する6年後に再び軌道投入に挑戦するとしているが、噴射口が壊れていれば減速をうまく行うことはかなり難しくなる。

 宇宙機構によると、通信状態が回復したあかつきから送られたデータを調べたところ、エンジン噴射開始の2分23秒後にあたる7日午前8時51分に姿勢が大きく乱れ、5秒で1回転という速度で激しく回り始めていたという。

 あかつきは、機体を安定させるための「セーフホールドモード」に自動的に入り、これに伴ってエンジンの噴射も停止。12分間続ける予定だった減速は2分半ほどしか続けられず、不十分に終わった。(東山正宜)

2面の時時刻刻の関連記事一部引用します。

 宇宙機構は今後、あかつきのエンジンを噴射するテストもする予定だ。噴射口が破損していれば、6年後の軌道投入は厳しくなる。ただ、テストは機体のすべての機器を確認した後で、早くても数ヶ月後になりそうだという。

この噴射口上の模型の写真の、ねずみ色のラッパみたいな部分です。
何とか6年後に期待が持てるような実験結果が出て欲しいです。