芥川賞候補作読みたいね

図書館で借りていた、佐藤泰志作品集読み終わりました。

佐藤泰志作品集

佐藤泰志作品集

今日返却しました。
私の住んでいる市には無いですが、となりの市にある、
もうひとつの朝 佐藤泰志初期作品集
もうひとつの朝 佐藤泰志初期作品集

もうひとつの朝 佐藤泰志初期作品集

借りようと思います。
佐藤さん、1981年〜1985年の間に5回の芥川賞候補作品書いています。
佐藤泰志 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E8%97%A4%E6%B3%B0%E5%BF%97
結局受賞していません。
最初、芥川賞候補だったのですが、受賞できないまま、直木賞候補になって受賞している方もいます。*1
佐藤さんは直木賞の候補には一度もなる前に亡くなられています。
私、芥川賞受賞作率先して読んで、色々な作家さんとであってきましたが、
候補作も読んでみたくなりました。
芥川賞受賞できなかった、作家さんには、
村上春樹さんもいます。
古くは、第一回芥川賞太宰治さん受賞できませんでした。候補作「逆行」です。
芥川賞選考委員に新任の島田 雅彦さんも、ものすごく候補になって結局受賞できなくて、それでも選考委員になったこと話題になっていましたね。
受賞できなかった作家さんで個人的には、桐山襲さん大好きです。
2005-10-18 パルチザン伝説 - なんやかんや
桐山さん、左翼活動家の視点で作品書かれている感じ。
そこが私好きなのです。
時々書いていますが、今の時代左翼ってどうなの?
私は常に左翼、の心意気。
でも、左翼って曖昧ですね。
何?
反体制
こういうのが良いのだと思います。
で、そのためには体制が強くないといけない。
今は体制が弱い。
たまに書いていますが、体制であった自民政権を奪った民主は反体制の星だった。
ただ、その民主は、政権交代前に、左翼人材だけでなく、自民人材がかなり混じっていましたね。
自民が圧倒的な時の野党、社会党が政権取れたらよかったのに、*2


話が文学ではなくなってますね。
桐山さん、佐藤さん以上に復活の可能性低い感じします。
芥川賞候補作、読めば、もっと文学の深みにはまれそうで、魅力感じます。


で、チョット覗いてきました。
福田庄司(庄司薫さんの文壇デビューの時のペンネームです)さんが第3回中央公論新人賞受賞したとき。
佳作になった作品に、池田 得太郎さんの「家畜小屋」という作品があります。
このこと知ったの、庄司さんの作品読んだからなのですけどね。
この作品手元に無いのですが、興味があったので、探して図書館で読んでいます。
中古万単位の値段付いてました。
今調べたら、
池田得太郎 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%A0%E7%94%B0%E5%BE%97%E5%A4%AA%E9%83%8E

池田 得太郎(いけだ とくたろう、1936年3月 - )は、日本の小説家。

東京日本橋生まれ。日本大学工学部中退。1958年、学生時代に「家畜小屋」を中央公論新人賞に応募。受賞できず佳作止まりだったが、選考委員三島由紀夫の絶賛を受けて『中央公論』に掲載され、第40回芥川賞候補となる。四人の子供を育てながら日立製作所でサラリーマン生活をしつつ、1972年から再度作品を発表、1976年『野性時代』に掲載された「ノアの箱舟殺人事件」が最後の作品となっている[1]。

知らなかったけど、この作品も芥川賞候補作。
検索していくと、
文学・教育・ストリートカルチャーについて気ままに語る日記 池田得太郎『家畜小屋』論アップしました。
http://ecriture21.blog15.fc2.com/blog-entry-6.html
Free Dynamic DNS(DDNS) by POP3,IMAP4,FTP,HTTP-BASIC for Home Server, VPS | MyDNS.JP
http://tategakibunko.mydns.jp/novel/7037
など、ほとんど入手不可能な作品なのに書いている方いますね。
なんか楽しそうです。(^.^)
定年になって、仕事が無いからするのではなく、
そうなる前に、こういった文学の藪の中でさまよう事、ものすごく魅力的。
でも、この探求始めたら、毎日没頭しても私の人生の終了のほうが先に来そうです。^_^;
2005-10-09 文学の藪の中 - なんやかんや

*1:山田詠美さんとか

*2:戦後一瞬社会党政権あったようですが