虐殺器官

作者の伊藤計劃さんのこと最近(たぶん先月末か今月)まで知りませんでした。


何で知ったのかといいますと、

SFマガジン700号記念オールタイムベストを図書館で読んだからなのです。
この本出てこないので、9月号

この号の特集「夏の必読SFガイド+α」
にも日本SFの1位
伊藤計劃さんの「ハーモニー」
出てきます。
どんな方なの?
調べました。
伊藤計劃 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E8%A8%88%E5%8A%83
私SFも好きですが、日本の作家さんで読んでいたのは、
星新一さんとか小松左京さんとか皆さん私より年上でしたが、
この方私より若い、しかも故人。



現在「Project Itoh」という流れがあって、来年「虐殺器官」「ハーモニー」共に劇場アニメ化されるとのこと。
「Project Itoh」
http://project-itoh.com/
「読んでみたい」
と思ったのですが、試験(社労士)まで1月切ってそんな気持ち抑えていました、
24日に試験終って、残念ながら、来年の夏までまだ勉強継続することが決まったので、まずは「虐殺器官」を読んだ。
というわけです。
図書館で借りてきたのはこれ。

虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

アニメ化に向けて、今月違うイラストのが発売になっています。
虐殺器官〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)

虐殺器官〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)


タイトルの通り、沢山の人が死にます。
アニメ何処まで表現するのでしょうね。
考えてみれば、国家はやろうと思えば何だって出来るわけですよね。
国際的に通用するかしないかはともかくとして、その国内で決められたことは、そこに住んでいる国民は従うしかない。
北朝鮮も国内では正義だし。
中に住んでいる人は「おかしい」と思うことはすでに犯罪。
この国は、「おかしい」と思ってそれを発言しても犯罪にならない寛容さはまだ持っていますね。


この国の軍隊(一般的に自衛隊呼ばれていますが)何年も殺人をしていないはず。(実際のところは不明ですが)
これも私は素晴らしい事だと思います。
ただこの国には死刑制度があります。
軍隊は人を殺していないのに、刑務官は国からの命令によって死刑囚に死刑の執行を行っています。


読み終わって、そんなことを考えてしまいました。
直接的には、「虐殺器官」の内容とは関係のない発想ですが、そんなことを考えるのか、と思っていただける部分もあるかと思います。


伊藤計劃さん、私と同じ「はてな」で書いていたブログが現在も残されています。
紹介しておきます。
伊藤計劃:第弐位相
http://d.hatena.ne.jp/Projectitoh/