百億の昼と千億の夜

光瀬龍さんの「百億の昼と千億の夜」読みました。
原作は『SFマガジン』に1965年12月号から1966年8月号まで連載されています。
49年前の作品なんですね。

角川文庫で読んだのですが、私が読んだのは隣の市の図書館で借りた平成7年の改訂版です。
発売が2014/08/26 となっていて良く見たら、
KADOKAWA / 角川書店 - Kindle版 -
となっていました。
書籍は版元に在庫無いようで、中古しか出てきませんでした。
普通に本屋さんで買うのなら、
ハヤカワ文庫になるようです。
百億の昼と千億の夜 (ハヤカワ文庫JA)

百億の昼と千億の夜 (ハヤカワ文庫JA)

萩尾望都さん作品の原作として有名な部分もあると思います。
百億の昼と千億の夜 (秋田文庫)

百億の昼と千億の夜 (秋田文庫)


この作品SFマガジンの歴代日本SFで3位。
元々気になっていた作品ですが、コレをきっかけに読みました。
光瀬さんの作品読んだのも初めてでした。


全回書いた、小松左京さんの「果てしなき流れの果てに」(コッチも同じ、『S-Fマガジン』の1965年2月号から11月号に連載されています。小松さんのこの作品の連載終って光瀬さんが続いて書いた。という事実発見。しかも2014年の『S-Fマガジン』700号記念の「オールタイム・ベストSF」の国内長編部門では2位と3位の作品です)と同じくらい普通の生命が絶対生き続ける事が不可能な年代にわたって書かれています。
ただラストのもって行き方が明らかに違う。
「果てしなき流れの果てに」の最後の数ページ書くか書かないか。
その違い感じました。
小松さんが最後の数ページ書かなければ、光瀬さんの「百億の昼と千億の夜」の世界に近くなる。
小松さんと光瀬さんの根本的な思想の違いだと思います。


どっちが良いのかは、もしこの両作品読まれることがあったらご自身で判断してください。
どちらにも良さはあると思います。


話し変わって。
昨日、先月受けた健康診断の結果聞きに行って来ました。
心配していたγGTPは61(参考基準値は79以下)
何年か前、飲んだ次の日に検査したら100超えた事ありました。
私の場合酒量が多いので、飲んだ翌日だと、数値回復しきれていないようです。
それ以来、飲んだ2〜3日後ぐらいに検査するようにしています。
普段も飲むのは週1ペースです。


今回は白血球が3020(参考基準値が3500〜9700)と、
少なかったのですが、他の数字も見て先生の所見は、
「異常なし」
ということになりました。