山野浩一さんの短編「X電車で行こう」読みました。
鳥はいまどこを飛ぶか (山野浩一傑作選?) (創元SF文庫)
- 作者: 山野浩一
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2011/10/28
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- 作者: 筒井康隆
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山野さんジャズファンのようで、この作品中にもジャズのこと書かれています。
そう思ってタイトル思い出すと、ジャズのスタンダードナンバー「A列車で行こう」意識してますね。
音も付けましょう。
この作品1964年の発表の「鉄ちゃん」SF小説なのです。
当時は「鉄ちゃん」とは言わなかったと思うのですが、JR(当時は国鉄ですね)・私鉄・地下鉄の路線図頭に浮かべながら読む楽しさがありました。
山野浩一 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E9%87%8E%E6%B5%A9%E4%B8%80
師事していた寺山修司から、「映画を作る前に、戯曲や小説を書いたほうがいい」と勧められ、1964年に処女戯曲『受付の靴下』と処女小説『X電車で行こう』[1]とを執筆。『受付の靴下』は寺山の紹介で『悲劇喜劇』誌に掲載された。
『X電車で行こう』のほうは、山野はジャンル意識はなかったが「これはSFだ」といわれ、SFの同人雑誌『宇宙塵』に投稿して掲載されると、三島由紀夫、小林信彦らから高い評価を受け、『SFマガジン』1964年7月号に転載され、華々しく作家デビューした。
山野さんのデビュー作なんですね。
以前書いた「メシメリ街道」は2014オールタイムベストSF国内短編部門の33位。
2014-12-21 柔らかい時計・メシメリ街道 - なんやかんや
33位同点で2作品あるので、山野さんの2作品並んでいます。