半村良さんの「産霊山秘録(むすびのやまひろく)上下」読みました。
この作品2014年オールタイムベストSF日本長編部門の22位
第一回泉鏡花文学賞受賞作品(1973年)です。
昨日全部読んでしまうつもりでしたが、眠くなって70Pほど今朝読むことになりました。
光秀も信長も他の登場人物も出てきます。
脚本家のかた、この作品も読んでいるのではないかと思ってしまいました。
そのそも光秀は信長暗殺で印象が良くない。
その人を主人公にするのは固定観念で見てしまいがちな世論というようなものに対する警笛になる気がします。勇気を感じます。
今後本能寺がどのように書かれるかわかりませんが、主人公なので逆賊てきな書かれ方はしないのではないか?そんな期待します。
「産霊山秘録」読むと光秀の守りたかったもの(信長暗殺の理由)わかる気がします。
信長が生きていて、本当にこの作品に書かれていたことを実行しようとしていたら、信長という人は日本史上まれにみる変革者であったと思います。
そして、今の日本はどうなっているんだろう?考えると。
何とも変わりすぎて想像がつきませんが、こっちの日本の方がワクワクします。
この作品書かれた当時右翼の人たちは問題にしなかったのだろうか?
そんなことも考えました。
NHK「麒麟がくる」では、この方向での放送は絶対に不可能だと思います。
この件はヒントは書きましたが、これ以上詳しくは書きません。
最終的に現在まで書かれますが、関ヶ原、坂本龍馬、第2次大戦中の東京、も書かれています。
この作品横浜を除いた私が今まで借りられた、4市町の図書館で蔵書があったの1館だけでした。