カツラ研究報告

そもそものきっかけは村上春樹さんの小説です。
どの小説だったか確信は無いのですが、
おそらく

国境の南、太陽の西

国境の南、太陽の西

だったと思います。
もし違っていたら、この小説に発行時期が近い、
短編集でもなく、何冊かに分かれることも無い、
1冊で、1作品の小説です。
その中にカツラについて書かれていました。
今から書くことの、どこまでが書かれていて、
どこから書かれていないか、今確認できません。


以前髪の毛1本に何本かの人口毛を結んで増やす、
と言う増毛法ありました。
最初から、カツラというのは抵抗ありますからね、
でもよく考えてみてください、
髪の毛伸びます、
結局この方法だと、ある程度の期間を置いて、
結んだ毛を根元に戻さないといけません。
散髪時も大変そうですね。
最近は地肌に直接くっつけるタイプ多いですが、
これもくっつけた人口毛は伸びません、
こういうタイプは、ここがネックになります。
でも会社側は、これで何回か来店してもらい、
その不便さを実感してもらって、
最初は抵抗あったカツラを作るように話を持っていくらしいです。
カツラは散髪のとき外すの簡単ですね。


一度髪の毛増えて、またハゲに戻るの抵抗ある人多いようです。
結局、カツラをつけるにせよ、増毛するにせよ。
散髪は、そのメーカーでするようになります。
わたし想像してしまいます。
普通の散髪屋にカツラかぶって行って、
(カツラしていかないと、地毛とカツラの調整できませんものね。)
「親爺、やってくれい」って脱帽するようにカツラ取る姿。
ですからどうしてもメーカーの散髪屋利用すようになってしまいます。
なんかコソコソしているような感じがして、私には我慢できなそうです。
会う人ごとに、
「イヤー私カツラなんですよ」って言ってしまえばコソコソしなくて済みますが、
これも、めんどくさそうですね。
カツラで話し盛り上げがって、本題に入れなかったりして。
いっそのことカツラの会社で営業した方が良いかもしれません。


話戻して、
カツラ作ったからといって、残念ながらこれで話、終わりにはなりません。
カツラを作ったとしても、ハゲの進行が止まるわけではないのです。
カツラと、地毛の間に出来た隙間って、すごく間抜けな感じですよね。
結局どれくらいかの期間ごとに、カツラを作り直すことになります。
どの位のお金がかかるか、良くわかりませんが、
かなりかかりそうですね。
カツラの会社利益率は高そうです。
以前本で見た、売上高に対する広告宣伝費の割合、他の業界より高かったです。


どういうわけか、私の友人は皆さん髪の毛に不自由していないのばっかりです。
私自身が、カツラ使用者から直接聞いた話は一切ありません。
それほど親しくはないですが1人だけ、あの人カツラかな?って人いました。
しばらくしてお目にかかったとき、やっぱりカツラと手を切っていらしゃいました。
いくら私があつかましくても、さすがにためらわれてお話し伺っていません。
私は、十年以上前からカツラ作る気ありません。
そんなお金があったら、もっと他の事に使いたいと思っています。
(今だったら、使わずに貯めておきます、いざというときのために)