調査とは?

2月6日に書いた社会調査に関連して。


昨日の朝日新聞夕刊2面の窓欄に
『正反対のアンケート』
という見出しの記事あります。


学校教育に満足していますか?
という質問に対して、


文部科学省が行った調査では、
「とても」「まあ」をあわせて「満足している」
が70%にのぼったそうです。


一方


内閣府の調査では
「満足」は計13%
43%が「不満」
と答えた。


とあります。
その後双方の調査方法が書かれていて、
どちらの調査に関しても、
サンプリングの手法についての問題点を指摘しています。


この記事も双方の調査で実際に使われた、
質問と選択肢が記事に載せられているわけではありません。
『学校教育に満足していますか?
という質問に対して、』
と書かれていましたが、本当に
『学校教育に満足していますか?』
という同じ内容の質問だったのでしょうか?


どちらも国がらみの調査ですが、
調査を実行した組織にとって都合のいいような数字が結果として出た。
という事実は認められそうです。
でもこんなことばかりしていると社会調査の数字、疑ってかからないといけないですね。
でもほんと、サンプリング、と質問紙きちんとやると、
現実の数字に近い調査、理論上はできるはずなんですよ。
統計学はたいしたものなのです。


お金を使ってやる以上、自分の都合のいい数字出したい気持ちわからなくはないけどね。
でもたとえいい加減なサンプリングでの調査でも、
数字出されると、「そうかな?」って気持ちになって、
世論操作されてしまいますね。
まして民間ではなくて、国がやっている調査なのですから。