永遠の放課後

昨日の朝刊の広告に集英社文庫の今月の新刊出てました。
私の好きな作家の1人三田誠広さんの、
文庫書き下ろしで新作「永遠の放課後」が出ていたので、
購入して読みました。

永遠の放課後 (集英社文庫)

永遠の放課後 (集英社文庫)

集英社文庫知らないうちに三田さんの作品たくさん発行していますね。
この作品以前から出ている、
いちご同盟 (集英社文庫)

いちご同盟 (集英社文庫)

春のソナタ (集英社文庫)

春のソナタ (集英社文庫)

集英社3部作にしたかったようです。
この新刊が出たのをきっかけに、
本当は表紙も「永遠の放課後」のイメージに合わせて、
いちご同盟」も「春のソナタ」も変わっています。
ここに載せた表紙で探しても見つかりません。


この小説、時代背景現在に近いと思うのですが、
主人公が中学の時に演奏する曲が、
ピーター・ポール&マリー
サイモン&ガーファンクル
ビージーズ(サタディナイトフィーバー以前の初期の頃のビージーズです)
アバ
なんかをやるのですが、
アバだけ時代が違いすぎですね。
勿論ギターの教則本なんかだとアバ以外の3グループ出てくると思いますが、
今か、もう少し前に大学生だった人が、
中学でこのアーチストやるとは思えない私です。
三田さん年は隠せないですね。


でもこの人の作品は安心して読めます。
私は初期の学生運動をテーマにした作品の方が好きですが、
今は芥川賞受賞作の「僕って何」以外は手に入らないようです。

僕って何 (角川文庫)

僕って何 (角川文庫)

今時、学生運動でもないでしょうが、
反体制の香り、私は好きです。
三田さんのことは、
2005−10−11に詳しく書いています。