その後

過去に書いたことに対して、その後動きがあったものがあります。
書きっぱなしもなんなので、今日は「その後」をフォローしてみます。



2006-03-11に書いた「量的緩和政策」について。
福井総裁のことも何回か書いていますが、
この問題で、利上げ先送りかな?とも思いましたが、
日銀動きましたね。
昨日の朝日・朝刊1面トップに、

ゼロ金利14日解除へ

の大見出しです。
200年8月以来で約6年ぶりの金利上昇です。
私の感覚として、
金利の変更は、
「発表したら即日実行」
なのですが、今回違いますね。
14日までの10日〜13日の4日間猶予があります。
その間に株とか相場的なものは先読みして取引できますね。
(ここで取引しているようでは素人と言われるのでしょうね、既に市場は織り込み済みってとこですか)
今回はなんで即日実行ではなかったのでしょうか?
ただこの金利の決定、
13・14日に開く金融政策決定会合で決めるそうです。
ただ決定はほぼ確実のようです。


銀行金利の方ですが、
同じ1面で、

大手銀行は7日、3ヵ月〜6ヵ月ものの定期預金(スーパー定期)の金利を10日から0.04〜0.10%引き上げると発表した。

とあり既に織り込み済みのようです。




2006-06-16と17と22に書いた福井総裁の件です
7月7日朝日・朝刊3面と11面に
外部有識者がメンバーの日銀諮問委会議で、

日銀役員の投資を制限する内部規定改正の答申が出た。

そうです。
3面の大見出しは。

日銀役員の投資商品取引
退任後も1年間禁止

経済面なので記事も大きい11面の大見出しは

欧米越える厳格内規
世論を考慮公正図る

となっていました。
内規改正答申、出たのが6日で、

日銀は7日の政策委員会で答申内容を了承し、改革案の細部づくりに着手する。(3面より)

とのことなので、最終的な内容はこれから決まるようです。
でもさすがに今回は、答申内容に沿った厳しい内容にしないと、どうにもならないでしょうね。
以前にも書きましたが、こういう基準が元々甘かったので、
本来福井さん裁きにくいはずですね。
本人の脇の甘さってのもありますが、
そこまで厳格にやっている公務員っていうのは、
他省庁でもほとんどいなさそうな気がします。
「日本はお役人天国」まだまだそんな感じします。
福井さん辞めるか辞めないか。
辞める場合は「辞めます」って会見ありそうですが、
辞めない場合「辞めません」なんて会見開くとまた叩かれそうなので、
おとなしく目立たないようにして継続って事になるのでしょうかね。


北朝鮮のミサイルは、とにかく目立つので、
みんなの意識がそっちに行ってしまいます。
韓国の竹島調査もそうでしたが、
「この機会に危なそうな事は発表しちゃえ」ってのもありなのでしょうか?
普通だと大きなニュースでも結構目立たなくできますね。
福井さんこの関係で世間に忘れてもらうこと密かに狙っていませんか?
私は以前にも書いたように、
脇が甘いのは頂けませんが、
仕事ができる人ならば継続可です。


扱い小さいので見落としそうですが、
2006-07-06 「同期」で書いた「同期1」の平城入りしていたマスコミの方々の件です。
昨日の朝日・朝刊38面(これ地方によって違いそうなので「第2社会面」と書いた方がいいかもしれませんね)

訪朝記者団取材終える

の見出しで

本社を含む日本メディア7社の訪朝記者団は7日、北朝鮮側が設定した取材を終えた。今回の取材では、入国翌日の5日に北朝鮮によるミサイル発射があり、記者団は担当部局による説明を要求。7日に会見した宋日昊・日朝国交正常化交渉担当大使はミサイル問題について言及したが、担当幹部への取材は同夜まで認められていない。(全文)

かなり小さな記事ですね。
横田ご夫妻のお孫さん、「ヘギョンちゃん」(他の呼び方もあるようですね)
映像や記事など、この時期の北朝鮮からのニュースはこの記者団からの発信だったようです。
上記記事にも北朝鮮側が設定した」とあるように、
取材側としては歯がゆいものがあったことと思います。
残念ながら、北朝鮮に利用されてしまいますね。
でも北朝鮮のように、情報に閉塞感が感じられる国ほど、
日本側の視点に染まることも、
勿論、北朝鮮側の言いなりに、なることもない、
「公正な取材」
ある種、主観を排した
「事実をただ伝えるだけの取材」
が必要だと思います。
でも、こういった取材はかなり困難なのでしょうね。


以上、以前に書いたこと、3点ほどその後について書いてみました。