靖国神社にA級戦犯が合祀されているので、参拝に反対。
ということは、A級戦犯を靖国神社と分離すれば靖国神社に参拝しても良いって事でしょうね。
でもA級戦犯が合祀されていなくても、靖国神社参拝反対の意見もありそうですね。
一般の遺族の方が。靖国神社に合祀の取り消を求めて却下されている例もあります。
霊魂存在するのか?しないのか?の問題ありますが、
存在しないって事にするとここで話が終わってしまうので、
存在するって前提で書くしかないのですが、
魂って、私の感覚で言うと、肉体が無いわけですから、
「私たちよりもよっぽど自由」
そう考えます。
ですので、A級戦犯であっても、
自分が靖国にいたいと思わなければとっくにどっかに行っているはずだし、
遺族のかたが、靖国に奉らないでと願わなくても、
居たくない魂はとっくに靖国にはいない。
死んでまで拘束されたのではたまったもんじゃない、
「好きにさせてよ」
って魂も思っているだろうし、
実際好きにしていて欲しいと私は願っています。
ところが、現在肉体を持っている人たちが、
合祀に賛成・反対といっています。
靖国神社という所は、魂が合祀されるともう2度と出られない、
ブラックホールのような場所なのでしょうか?
靖国神社が居心地が良い魂は問題ないですが、
居心地の悪い魂はたまったもんじゃないですね。
生きているときよりも不自由かもしれません。
で、結局は生きている人間にとっての問題、
ということになってくるのではないかと思うのです。
私A級戦犯と聞いてサット名前出てくるの東条英機さんぐらいです。
この方が、本当に戦争を主導していったのか私にはわかりません。
おそらく「戦争責任者は誰か」というような教育は普通日本では行われていないのではないでしょうか?
そのような教育を行うと、親や教育委員会で問題になってしまうのではないでしょうか?
ですから、それなりの責任はあるのでしょうが、
日本人として
「A級戦犯がそんなに悪いのか」
って気持ち確かにあります。
でもA級戦犯の方々の魂に変わって話すと、
「自分たちが祭られている靖国神社に参拝することで、
今を生きる日本人が不自由するのなら、
参拝しなくても良いよ、私の命は後の日本を生きる人たちのために捧げたのだから」
というぐらいの気持ちを持った人格者ばかりだと思うのですが、
買被りでしょうか?
多分今を生きる多くの日本人は、
A級戦犯に対して、
「なんであんな戦争をしたんだよ」
っていう恨みないと思います。
で、私、とんでもないこと思い浮かんでしまうのです。
善人なおもて往生をとぐ、
いわんや悪人をや。
しかるを、
世のひとつねに
いわく、
悪人なお往生す、
いかにいわんや善人をや。
どっかで見たことありますね。
親鸞さん「歎異抄」です。
私の家は道元さんの曹洞宗で浄土真宗とは関係ないのですが、
戦争責任者は誰かなんて濁して教えないくせに、
最澄・空海に始まる、こういった仏教の流れ、
日本史の学習では入試にもよく出るのでしっかり教えてくれますね。
(私、小・中・高、公立です、大学私立ですが宗教絡んでない学校でした)
日本人の中で浄土真宗の信者が何%いるか知りませんが、
こういった、死者を敬う気持ち、
亡くなった人の罪を許す気持ち、
日本人の心に中にあるのではないでしょうか?
昨日も書きましたが、日本人は皆殺しの文化ではないのです。
たとえ戦っていても、相手の女・子供は助ける、
そんな優しい先祖を私たちは持っているのです。
その子供が育って、後に権力を奪取されたりしても、
皆殺しにしない文化ありますね。
そして「昨日の敵は、今日の友」って言葉もありますね。
「寝返り」って書くと悪い意味になってしまいますが、
日本という国の中で同じ民族で争っても、
手を取り合って生きてきているわけです。
そして戦った相手に対しても亡き後はきちんと手を合わせて、
ご冥福を祈ることが礼節としてあったのではないでしょうか?
(この辺り美化し過ぎかも知れませんが、そも本当にそうあったと考えてしまいます)
もし本気で、A級戦犯が奉られた状態での靖国神社への参拝を貫くのなら、
日本人のこういった感情を世界中の人に理解してもらう努力が必要です。
その心が世界中に理解されれば、イスラエルとレバノンと言わず、
世界平和が近づきそうな気がしませんか?
何かまたもや、ジョンレノンの「イマジン」が聞こえてきました。
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と思っていると思います。
ただ私も靖国参拝ではなく、見学に行ったことあるのですが、
附属の遊就館は近隣諸国が恐れるような方向に行きそうな雰囲気醸し出していて
ついさっき「靖国参拝が、日本の軍国化には関係ない」
とか書きながら、不安になりますね。
遊就館を別の場所に移さないと、いくら説明してもかなり、苦しいかもしれませんね。
遊就館を無くしてしまうというのも、
1つの考え方を世の中から抹殺することになってよくないと思うので、
戦争博物館みたいなものを別の場所にきちんと作った方が良さそうに思います。
遊就館という名前にこだわりがあるのならそのままでも良いです。
で、いつも書いてますが、
「内政干渉だ」
はやっぱり、いけませんよ。
対話の拒否は相互の距離が遠くなって、
余計誤解を招きます。
もう一度書いておきます。
「A級戦犯が奉られた状態での靖国神社への参拝を貫くのなら、
日本人のこういった感情を世界中の人に理解してもらう努力が必要です」