技術+α (アップル編)

次世代DVD、
東芝陣営の「HD DVD
ソニー陣営の「Blu-ray Disc
2種類出ますね。
ハリウッドの映画会社どっち陣営でDVD出すかで綱引きしてました。
両陣営とも自陣営に引き込もうと無理な条件出したのではないでしょうか。
その前はビデオでは、VHSとβの決着最終的にはソフトの多さでVHSの勝利って感じになったので、
両陣営必死だったようです。
ソニーは「Blu-ray Disc」を搭載するプレイステイション3の発売、
部品調達が間に合わず、ヨーロッパで遅らせる決定をしました。
そんな両陣営の争いを横目に、
アップルさん
「何やってんの〜」
とばかりに別の道からさっさと通りすぎて行きましたね。
正式名称決まっていませんが「iTV」(開発コード)です。
(そういえばウインドーズ「ビスタ」開発コード「ロングホーン」でしたね)
次世代DVDが企画決まって、製品の発売に手間取っている間に、
来年1〜3月に発売予定だそうです。
「パソコンでダウンロードして、TVで見ちゃおう」ってわけです。
今のところウォルトディズニー作品主体のようですが、
アップルさんのこの仕組み、しかも発表と発売時期素晴らしいですね。
何か日本のメーカーが手玉に取られているようで、チョット悔しいですね。


データだけのダウンロードは音楽の世界すっかりそうなっているだけに、
映像の世界でも十分考えられますね。
せっかくお金をかけて開発した次世代DVDも、
登場時点で需要の伸びが期待薄になってしまったかもしれませんね。
データ保存用として考えると
15G(HD-DVD片面一層)とか
25G(Blu-ray Disc片面1層)とか容量あるようなので、
映像関係のバックアップを必要としない人にとっては、何枚も必要なさそうです。
せっかく開発した技術どうなってしまうのでしょうね。
(デジタルハイビジョンの普及がポイントだと思いますが、
最先端の技術は進歩と変化が激しいので、
別の記録媒体又は方法が出てくる可能性もあるので予想難しいですね)


話古いのですがDAT思い出してしまいます。
デジタル録音で何回ダビングしても音質が悪化しない。
すごい期待していましたが、音楽業界の抵抗にあってダビングが何回もできなかったりして、
結局そんなに普及しませんでしたね。
技術者がいくら良いものを作っても、
それを売り出すときの戦略が上手くいかないとその技術が埋もれてしまいますね。
考えようによっては、
「戦略先にありき」
の方が成功しそうです。


あと昔読んだ星新一さんのショート・ショート思い出しました。
タイトル忘れましたが、
「体力も頭脳も両方兼ね備えた人が宇宙飛行士になるべく訓練を受けて、もうすぐ飛ぶという時に、体力は無かったけど頭だけは良かった宇宙飛行士になれなかった友人が、誰でも宇宙旅行にいけるようなシステムを開発してしまった」
そんな内容だったと思います。(私のただの思い過ごしで、そんな話無かったらすいません)


こんなに速い、こんなに大容量、
そいうい先端を突き詰めていく競争を続けているうちに、
消費者不在の「もの」作りになっていないのかな〜?
って思います。
考えてみると今でも十分早くて大容量ですよ。
ゲーム機見てもソニーマイクロソフト方向怪しい気がします。
開発費かなりつぎ込んであれもこれもつけて、
それで消費者は楽しめるのか?
使いこなせるのか??
開発側のエゴはそこにないのか???
(例えば「Blu-ray Disc」付ける事は明らかに普及率の向上狙ったものですね。「Blu-ray Disc」無しで安い機種考えれば、安くてしかも世界同時発売できましたね。ソニーのこだわり感じます)
使う人誰を想定しているのでしょう?
一部のマニアックな人を相手にしていたのでは、
商品の数が、はけませんね。
どうなんでしょう???
任天堂、視点が合っていそうな気がします。


アップルって、「マックOS」開放しなかったので、
先端行っていたのに、いつの間にかウィンドーズに押しやられてしまった感じしていましたが、
(でもアップルじゃなきゃって根強い固定ファン持ってますね、
考えてみたらシェアは奪われていてもマックは先端走り続けていますね)
この会社元々ソフトも、ハードもやってる会社でしたね。
iPod以来ハードとソフトの両輪上手くかみ合わせてすごい攻勢に出てますね。
技術だけでは勝てない時代になっています。
技術+α
後で変更するかも知れませんが今日のところは、
α=視点又は戦略
という結論で結びたいと思います。