ホワイトカラー・イグゼンプション(その2)

2007-01-06 ホワイトカラー・イグゼンプション
http://d.hatena.ne.jp/supiritasu/20070106
の続きです。
で実際年収いくらからホワイトカラー・イグゼンプション(WE) の対象になるのか?
具体的な数字出てきましたね。
12日朝日・朝刊総合面によると、

柳沢氏*1は10日に「年収900万円以上」のカードを切った。日本経団連が求める「年収400万円以上」より対象を絞り込むものだ。

とあります。経団連恐るべし。
年収400万で対象にしてしまったら、20代の若手以外残業代いらなくなってしまいますね。
20代でも越えてしまう方いらしゃるかも知れません。
しかし年収900万となると、現在でも、管理職で労働時間規制の対象外になっている方はいらっしゃいますね。
工場や、ファーストフード、ファミリーレストランなんかだと900万超えるの現場系の方ではあまりいなそうな気がします。
対象者は、20万人と予想しているようです。
現場の方のサービス残業はかわいそうな気がしますね。

首相はWE導入の意義を「家族そろって食卓を囲むという時間はもっと必要ではないか」と語る。企業が活性化し生活にもゆとりができるという明るい側面を演出しようと躍起だ。

この一文見ていると対象者年収900万以上というより、
首相が頭に描いていたのは、もっと低い年収だと思えわれますね。
子供が大学とかに行きだすと、家族そろって夕食とかそんなにないかもしれません。
小学校・中学校ぐらいの想定になっていそうですね。

 「『ホワイトカラー休日確保法』とか『休日家族サービス法』という名前にすればよかった」
 厚労省幹部は、こう漏らしている。

名前を変えても残業代無しの労働時間増を、どうしても想像してしまいます。
この一文は「休日出勤している」そいうい事実から来た法律名ですよね。
だったら年収900万以上の方の、年間出勤数を法律で定めた方がよっぽどましな気がします。
以前書いたように私は、会社員時代に残業手当てもらったことないですが、
「明日から遊びに行くから、今日の内に何とか仕事片付けよう」
そんな気持ちで、仕事に励んだことあります。
「明日どうせ仕事だから、まあいいか」
休日出勤前はそんな気持ちになりますね。
休むためにしっかり働く。
そういう労働側の良心信じてもらえてないような気もしますね。
経営側は不況で減った人件費を、景気が回復しても増やしたくないようです。