制御棒

稼動中では無く、検査中に、沸騰式型原発で制御棒が抜け落ちる事故が多発していたことがたくさん報告されていますね。
今までは報告義務が無かったこともあって表面化していなかったようです。
以前2006-04-13 東芝
http://d.hatena.ne.jp/supiritasu/20060413
で書いたように、日本は沸騰式型原発が主流になっています。
ですので、制御棒の問題、他の原発でも注意しなくてはいけません。
検査中の事故が多かったとはいえ、検査中に操作を誤ることも問題ですが、
操作を誤っても大丈夫なような設計原子力発電には必要ですね。
改良型の原発も出ているようですが、まだまだ旧式の原発がほとんどです。
旧式から改良型へ変更するとしても、放射能の関係もあって、
原発は1度稼動すると変更や、廃棄難しそうですね。
東芝さんは、元々沸騰式型原発主流の会社でしたが、
上記ブログ書いたときに、世界の主流である、加圧水型の技術も手にしています。

世界的な加圧水型メーカー、米のウェスチングハウス・エレクトリックを、
親会社の英国核燃料会社(BNFL)から、他社との入札に勝つ54億ドル(約6400億円)で取得。2月6日に全株取得の契約行ったばかりですね。

と書いています。
日本は、他にも日立さんと三菱重工さんも原発やっています。
今回は三菱さんの原発、問題になっていないのは、三菱さんは加圧水型のメーカーだからです。
この辺のこと、
2006-11-17 日立&GE
http://d.hatena.ne.jp/supiritasu/20061117
に書いています。
世界の原発は3陣営になっていてその3陣営のどこにも日本上記3メーカーが絡んでいます。
石油資源の高騰や枯渇の問題もあるので、原発したい国増える可能性あります。
3陣営のどこかの技術協力必要となることでしょうが、
東芝さんが、ウェスチングハウスを所得できた大きな理由の1つに、
原発の安全性に対して、事故がおきたときの、被害(最悪のチエルノブイリありますね)に対する、
賠償をした時に、莫大な費用の発生が予想されることがあります。
その危険性を回避したということもあるようです。


今回の事故見ていると、まだまだ危険ですね。
原発自体の、製造上の安全性も、もう1つだし、
操作する人間の教育も、もう1つ、
そして起きた事故の報告もきちんとできない。
原発は、この3点セット、(私の知らない4点目5点目があったらそれを含めて)
きちんと、国内でも国外でもやっていかないといけませんね。
被害が高範囲に及ぶので、一企業の問題ではすみませんね。
以前にも↓書いたように、
2006-04-08 企業努力
http://d.hatena.ne.jp/supiritasu/20060408
日本は今から、脱原発目指しても、大変な所まで原発依存進んでいます。


このテーマ今までにも書いていて、
過去に書いたことの引用多くなるので、今回の事故書くのよそうかとも思っていたのですが、
昨日、少し前に深夜枠でTV放映していた、
スチームボーイ、録画したの見ました。

スチームボーイ 通常版 [DVD]

スチームボーイ 通常版 [DVD]

見ていて気付いたのですが、
蒸気をどのようにして作るかが、
石炭・石油・天然ガス原子力
と燃料が変わっているだけで、
蒸気機関というのはすごい技術なんだなと再認識したからです。
私って単純。
そういえば映画中で、利用面は出てましたが、
主人公の父と祖父が蒸気のエネルギーを、どのようにして作ったか出てませんでしたね。
私そこの所見落としたかな?
映画にスチーブンソンさん出てきます。
映画内ではあまり良い役とは言えませんでしたが、
私も「蒸気機関発明した人」との認識あります。
ウィキペディアで見たら、こんなこと↓になってました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%B3
どうも発明者では無さそうですね。
純粋に蒸気機関の説明コチラ↓どうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%92%B8%E6%B0%97%E6%A9%9F%E9%96%A2