思想犯(その2)

昨日のこのテーマ、書き終わった時点で終了のはずでしたが、
読み直してみて、話の展開のわりに結論が小さくなってしまったの気付きました。
そこで「その2」書くことにしました。
昨日ここまで↓話を国と国とのレベルまで一旦は広げておきながら

そして生まれた明治政府の流れを汲む政府は、第2次大戦では自国の若者を戦争に巻き込み、
軍事教育も行い、飛行機や潜水艦(魚雷)を使った特攻攻撃まで行っています。
日本から見たら、特攻攻撃ですが、今風に言えば自爆テロといえるかもしれませんね。

最後選挙制度を称えて終わってしまいました。
話を一国の中の問題として終わらせてしまいましたね。
一国の中では、選挙制度によって思想によって多くの命が奪われること、
回避できる可能性がありますね。
結論にしても良いと思います。


問題は国際間の思想犯ですね。
今まで人類は、国際間の思想的対立に対して、
武力に訴えずに解決してきたことは、ほとんど*1ないのではないでしょうか?


内戦だと政権が安定すると選挙制度が導入されていく方向に向かうのが見られますね。
ですが、私が思いつく範囲で国をまたぐと「やるか・やられるか」になっているような気がします。
イスラエルレバノンの中東問題。
アメリカに対する911のテロを発端とした。
アフガニスタンイラク問題。
国・人種・政治・宗教(同じ宗教内でも、例えばシーア派スンニ派の対立もありますね)複雑に絡み合って、
解決の糸口が見えても、なかなか安定した平和で平穏な世界にはなりそうもありません。
人類は、国際間の対立を流血を招くことなく、
回避する方法をまだホンノ一部しか手に入れていませんね。
自分にとって異質なものを、理解し・受け入れられないにしても放置できるか。
ここがポイントになりそうです。
モチロン異質なものが、多くの命を奪うような暴挙に出た場合、指導(できることなら排除という言葉は使いたくないですね)する必要あります。
この辺日本が行うとなると、自衛隊の海外派遣となり、論議すべき問題となりますね。
国際間又は、アルカイダ等私達ににとってのテロ集団にとっても、
戦いに参加する事=正義の戦いとなりますので、
勝っても、負けても英雄になってしまいそうです。
こっちに話を持っていくと、
明確な答えが私にも見えていないので、どうしても歯切れが悪くなってきます。
ただアメリカの行っている、自分たちの正義を意にそぐわない国や、組織に武力で介入して、転向を迫るやり方は正しいとは思えませんね。
相互理解のため、言葉を変えれば、若い命や、一般人を無駄死にから救うため。
テロリストに「あなたは英雄ではなくて、ただの人殺し」であることを理解してもらうためには、
各国や、組織が国連のような場所で、話し合うしかないのではないでしょうか?
現実、子供が武器を持って戦っていたり、体に爆弾を巻いて自爆テロを行っている中で、
話し合うことがどれだけの解決になるのか私にも分かりませんが、
「時間をかけて、お互いを理解していくこと」
さらに、
「ある思想や宗教に偏った教育だけでなく、物には様々な見方、考え方があることを世界中の人々が理解できるよう学習する機会と場所を作ること」
そのくらいしか良い方法浮かびません。
でもそうした積み重ねが大切だと思います。
例えば、今誰かアルカイダアメリカの対話の機会を作るための努力しているのだろうか?
そんな疑問出てきました。
イラン・イラクイスラエルレバノン・シリア・北朝鮮も国家なので、対話の機会ありますが、
例として、たとえばアルカイダは組織ですから、公の場所にそんなに出ていないのではないでしょうか。
「テロ組織と対話の必要が無い」
といえばその通りですが、
彼らの正義の基でたくさんの命が奪われている以上放置できませんし、
このまま武力に物を言わせていっても解決に向かうとは思えません。
根本の原因が理解できないと、アルカイダが無くなったとしても、
似たような組織はまた形成されていくと思いませんか?

*1:ほとんどの一例は、イギリスからインドを独立に導いたガンジーさん当てはまるような気がします。