官民人材交流センター

しばらく前から話題になっている、
国家公務員の再就職、受けが良くない言葉を使うと「天下り」についてですね。
再就職がスームーズに行くように、
しかも批判されている、
公務員時代と関係のある再就職を未然に防ぐ、
そんな目的で作られる予定なのが、
官民人材交流センターですね。
私も、再就職先への、公共事業の斡旋とか、
各省庁の、下請けのような外郭団体をハシゴして多額の退職金をもらうような、
税金の無駄遣い、と思えるような行為には否定的です。


公務員で合格したら安泰。
そんな方たちもいるでしょうが、
国家公務員キャリアの方の合格後の激しい競争には同情します。
国家公務員合格するだけでも大変なのに、
同期で最終的に数人が残るように早期退職を促す肩たたきが慣例になっていますね。
ですので、給料が高くなってきたら肩たたきされ、
給料の安い優秀な新人が毎年入ってくる。
省内に仕事のできる少数の管理職と、若くて元気な新人がたくさん。
これどこの会社でも理想の人員構成ですね。


実際昨日の朝日・朝刊、時時刻刻に、
去年まで通産省のキャリアだった37才の方の談話出ています。

「転職には限界の年齢かな」と昨年6月ごろ同僚や上司に内証で職探しを開始。インターネットの転職サイトに登録したり、辞めた元同僚に相談したりして仕事を見つけた。

ン〜この方、36才で自分の力で転職されています。
36才といえば、企業が大量にリストラを行っていたときでも、対象にならなかった年齢ではないでしょうか?
楽して高収入は国民として勘弁して欲しいですが、
これからの国家公務員は大変そうですね。
この記事の中に以下の文章見つけました。

学生も敏感だ。ある東大教授は「トップクラスの学生に『最初から大きな仕事ができ、高収入の外資系金融の方がいい』との考えが増えている」と話す。実際、07年度国家公務員Ⅰ種試験の志願者数は過去最低となった。

民間に優秀な人材が流れることは悪いことではないですが、
国に優秀な人材が集まらないのも困りますね。
国の優秀な人材に、
私たちの税金が無駄になることが無く有効に使われて、
(使われてという表現は考えてみたらよくないですね。
有効に利用されての方が良さそうです。)
そんな単純なものではないかもしれませんが、使い切れずに余った予算は国債を返していけば良いですね。
そのためにも、国民から見て無駄使いを増長するような再就職は避けて欲しいと思います。
でもそういった優秀な方が努力しても、無駄遣いを止めさせられない「抵抗勢力」があって、
せっかく入省した優秀な方もやる気無くなって、天下りのシステム造りに精を出したのかもしれませんね。
抵抗勢力」からの再就職先の斡旋されて、交換条件が、税金の無駄遣いってのもありそうです。


実は今落とし所が無くて困っています。
「キャリアばかりがいい思いして、ふざけんじゃないぜ」
そんなこと思っています。
国家公務員犯罪は、たいていノンキャリアの人どまりです。
ノーパンしゃぶしゃぶとかありましたね。
天下り先も問題指摘されています。
だからといって、真面目にしっかり仕事をしていらしゃる方が当然多いことでしょうから。
退職後の仕事が無いのもかわいそうな気がします。
どっちつかずの気持ちあります。


無理やり結論に持っていくと、
公務員だろうが、民間だろうが実力のある人は、
自分の力だけで新しい仕事切り開いていけるはずです、
どっちにしても前職で作った「コネ」はその人の財産です。
でも前職での地位を利用した、多少後ろめたい「コネ」を使わなくても、
しっかり次の仕事があるように、自分を磨きましょう。
こんなとこでしょうか。


自分でもこの結論書き始めたときに予想してませんでした。
たまにあるのですが、今日は最初に結論無しで書き始めています。
今「こう来たか」って感じしてます。