ふるさと納税

昨日(19日)NHKでPM7:30〜10:30まで、
日本のこれから
「止められますか地方の衰退」
なる番組やっていました。
こんなこと書いといて昨日も帰宅9時少し前だったので、
実はこの番組ナ〜ンも見ていません。
ただこの番組のタイトルを見て昨日朝日・朝刊一面中央チョット下の記事思い出しました。

ふるさと納税 知事会割れる
東京・神奈川・大阪・愛知都市部が反発
地方と対立、あいまい意見で決着

このふるさと納税、どうも参議院選挙向けに自民党が地方票の獲得を狙って打ち出したもののようです。
「ふるさとは遠きにありて思ふもの」*1
と言う詩もありますが、私には懐かしいな、と帰る「ふるさと」無いのです。
今住んでいる、神奈川出身ですので、父の群馬、母の山梨が第2の「ふるさと」と言えるかもしれません。
父の実家の近所は私が子供の頃よりは人も増えていそうですが、
母の実家は、道路なんかは立派になりましたが、
明らかに人の数も減って「過疎」そんな感じです。
地元のJRの駅も私が子供の頃は駅員がいましたが、今は無人駅となっています。
この100年と言わず、戦後地方の荒廃明らかに進んでいますね。
観光施設や、産業に恵まれていない場所は人もいなくなっています。
その人たちが流入しているのが、上記「東京・神奈川・大阪・愛知」
なのでしょう。
都会に暮らしていても、自分の「ふるさと」は気になるわけで、
ふるさと納税」うまいこと考えたな、そう思いました。
でも税収が減るの確実な「東京・神奈川・大阪・愛知」反対したわけですね。
「地域エゴ」なる言葉を思い出しました。


どこかの、(確か高知の過疎の村だったような??)村で、
山の新鮮な葉っぱを集めて、料亭とかに卸して成功した事例が何かで紹介されていました。
基本的には「ふるさと納税」よりも地方が自力で生活できていくように考えていくことの方が大切ですね。
「東京・神奈川・大阪・愛知」に人が集まって、労働力も資産も資金も集中しても、「文化は集中しないで、地方の良さを将来に向けて残していきたい」そう思います。
この前遊びにいった会津も良かったし、松山は4年ほど住みました。
この辺は地方の主要都市ですが、その主要都市の周りの町や、村もあって地方の生活や、文化は守られていくのですね。
もっと大きく考えれば、神奈川で暮らしている私も、地方から集められた美味しい食べ物や、観光に行って楽しんだりして様々な恩恵を受けているわけですね。
そのわりに、博物館や美術館、大きな遊園地、外国の著名アーチストのコンサートなんかは都会集中で地方へ還元されていないし、できそうもないですね。
確かに不公平です。
そんな中で地方を見捨てずに、自分の「ふるさと」に根を張っている人たちの応援できないものか?
そう思います。
葉っぱをお金に換えた、まるで「たぬき」のような賢い村のような知恵が今必要とされていますね。
そんな知恵何か思いつきましたか?

*1:啄木さんの作だと思っていましたが、犀星さんの作でした