難しい選択

自分の住民票コードご存知ですか?
住基ネットの番号です。
横浜市は導入当初、コード番号希望しない人には発行しませんでした。
私は「希望しない」意思表示はしませんでしたが、
ささやかな抵抗として、「住民票コードのお知らせ」手元にありますが、
いまだに未開封です。
国の安全性をやたらと強調するやり方に、欺瞞を感じていました。
ベスト又は、ベターなセキュリティはあると思いますが、
「完全なセキュリティありえない」
これが私の結論ですし、世間の常識だと思っています。
そんな、私の考えを少し変化させる動きがあります。
少し古い話なのですが、
23日朝日・朝刊1面トップ

社会保障番号
「国民カード」導入検討
政府・与党住基ネットと連携


与党が公約 慎重さ必要

の見出し出ています。
さらに関連記事も4面10面に出ていました。
1面の記事1部引用します。

社会保障番号の付け方については、現在20歳以上の人が持っている基礎年金番号を国民全員に拡大する案と、住基ネットの住民票コードを用いる案がある。国民サービスカードについても、独自のカードを発行するか、住基カードとの一体型にするか今後検討する。

1面≪解説≫部分も一部引用します。

 厚生労働省はもともと健康保険証を個人カードにする「健康ITカード」を計画していた。当面希望者だけが対象だったが、今回、年金、介護を加え全国民を対象とすることでカードの性格は根本的に変わる。
 職歴や健康状態、病歴にいたるまで、社会保障にかかわる膨大な個人情報が一つの番号で国に一元管理されることになり、政府内にすら「実施するには、個人情報保護のあり方についての国民的な議論やコンセンサスが欠かせない」との声が出ている。
 東京都国立市など3自治体が住基ネットに参加していない問題があるほか、厳重なセキュリティを施しても個人情報漏洩の可能性もある

よく考えてみると、既に社会保障番号各自持っていて、社会保険庁で管理されていますね。
これも情報漏えいの可能性ありますね。以前社会保険庁の職員が職務に関係ない人の保健の記録閲覧して問題になっていました。
今みたいに、社会保険庁にたくさんの人が押し寄せる前に、(菅さんが、未納3兄弟とか行って小泉さんとか追及してたら、自分も未納だった。って話があったころです)
私、社会保険事務所にいって自分の年金記録確認しています。
当時、「転勤が多かったりすると、年金記録一部欠落していたりすることがある。」
という話があって、私も「愛媛・大阪・京都・神奈川」と転勤を繰り返していたので、
普段行動している範囲に社会保険事務所があったので、確認したわけです。
その時、応対してくれた職員の方は、自分専用のカードを端末に差し込んで私の情報にアクセスしていました。
セキュリティ一応気にかけていることわかりました。
私の場合20歳から年金に加入していませんが、23歳で就職してからは、現在まで年金記録全て確認できました。
今、かなりの人が社会保険事務所に押しかけていたり、電話をかけたりしているようですが、
職員ではない方たちに、どこまで情報にアクセスさせているのか、
セキュリティが甘くなっていそうで、少々危惧しております。
どっちにしても宙に浮いた年金突き止めていく必要あるでしょうし、
管理される私たちとしては、そんなにいくつも番号を渡されるより、
この際なので、どうせ税金かなりつぎ込むのですから、
住基ネットも含めて、将来に向けて使えるような、
デターベースをここで構築するのも良いかなって思います。
で、ここで自己矛盾が。
そう住基ネット、不安を感じているにもかかわらず、
年金と絡めて一元管理も悪くない。
そんなことを考えてしまっている私がいます。
困った。
一元管理便利だけど、危険は増大しますね。
住基ネットを全国民に対して、推進させるには、年金とセットにする。
って言う発想はウルトラCの妙案と言えるでしょう。
この自己矛盾解決できずに、抱え込んだままなのですが、
国は、安全性をただ主張して国民をだますようなことは止めて、
国民に「絶対のセキュリテイは無い」現実をきちんと説明して、
その中で、今後どうしていきたいか方針を明示して理解を深めていくべきだと思います。


これを書いていて、今決断しました。
開封だった「住民票コードのお知らせ」開封しました。
住民票コードと名前・生年月日・性別
これだけ書かれているだけですね。
このコード番号が問題になっているのですけどね。
この中にさらに、
本人確認情報非通知申出書
住基ネット本人確認情報「非通知」の申し出を受け付けます
の2枚の書類が同封されていました。
これは横浜市の住民でないと入らないですね。
アリャマ開封しないと、これ見ることできなかったんだ。


同封された書類読んでいて、気付きました。
上で書いた、

横浜市は導入当初、コード番号希望しない人には発行しませんでした。

この部分間違っていますね。
正確に言うと、
コード番号は発行しますが、その番号を神奈川県に「非通知」希望する人の申し込みを受け付けた。
ということでした。
訂正いたします。