外圧

昨日の朝日・朝刊1面左の見出しです。

米下院委
慰安婦決議案可決へ
「公式に認め謝罪を」

政治面(手元の新聞で4面)の関連記事の見出しです。

米の反発 拡散を懸念
慰安婦決議案 政府「理解へ努力」


「負の連鎖」招く恐れも

慰安婦決議案 政府「理解へ努力」』
もう少し詳しく書かないと意味理解できませんね。
アメリカの言うことを日本が理解できるよう努力する」
とうい意味ではないのです。残念ですね。

「引き続き理解をしてしていただくように努力するしかない」(塩崎官房長官

この期に及んで、まだ
アメリカに日本の言うことを理解してもらうよう努力する」
ってことです。

さらに社会面(手元の新聞で34面)の見出しです。

慰安婦決議割れる評価
米の反応、研究者ら受け止めは


事実誤認/真摯に受け止めるべきだ/責任は日本政府に

実は朝刊が刷られた時点でまだ米下院委での可決はされていません。
可決は、

26日午前(日本時間同日深夜)

とのことで、朝刊配達時では可決されている可能性あります。
可決前でしたが、「ほぼ可決間違いなし!」
こんな状況だったのでしょう。


昨日夕刊1面左見出しです。

「首相謝罪なら日本の誠意への疑い晴らす」
慰安婦決議案修正し可決
米下院委

修正した内容は記事によると、

日米同盟の重要性を確認する文言を追加。

多少日本に気を使ってくれたようです。
今後の予定は、

7月にも本会議が開かれ、決議案が採択される可能性が強まった。

とのことです。
この決議も参議院選挙日程が延びたので、選挙期間中か選挙直前に決議案採択となるのでしょうか?
安倍さん靖国行くのガマンして、しかも首相になって最初に「中韓」訪問して小泉さんの失政だった、
中韓」関係修復に力を入れたのに、慰安婦問題の対応を誤ったことで、
また再燃しそうな気配です。
夕刊2面にも関連記事の見出しです。

「なぜアイム・ソーリーと言えない」
慰安婦問題で米議員ら意見次々


「日本、公式謝罪を」韓国の団体


「最終解決を」
首相に要望書
訴訟の弁護士ら


コメト控える
塩崎官房長官

記事中に、

韓国外交通産省当局者は27日、「決議案は米下院で女性と人権の問題として取り扱われている」とコメントするにとどめ、日本の対応には言及しなかった。

とあり、日本の出方を見守ってくれるようです。



安倍さんどうするのでしょうか?
右よりのかたは、このアメリカの決議、
内政干渉、謝る必要無し」
ますます、そういう強気な感じになっていることでしょうね。
安倍さんも本来そういう考え方をする方ではないか?
そんなふうに私は思っています。
だから靖国行かないこと、首相という立場をわきまえてガマンしているのだと思っています。
実は私も全く違う立場に立ってはいますが、ここで謝るのは残念な思いがあります。
何で慰安婦問題に対して、

「当初、定義されていた(狭義の)強制性を裏付ける証拠がなかったのは事実」

という発言をしたのでしょうか?
3月のこの発言の時に「証拠」どこまで確認したのか、
国内や、各国の慰安婦問題に携わっている人たちの「証拠」の検証徹底的に行ってからの発言なのかものすごく疑問です。
ここまで話を大きくして、アメリカ下院でこんな決議を受けてしまうこと、
残念です。
こういう部分に関しては、以前に書いた、
沖縄戦での軍の関与について否定的な教科書検定の問題についても、元に同じ流れを感じます。
こういう現実をはっきりさせない方針、国内問題でも対応一緒ですね。
確かに、慰安婦問題は、安倍さんの問題で、教科書問題は文部省の問題で、話を膨らませすぎともいえますが、どうしても併記したくなってしまいました。


慰安婦問題無視してしまうことってできるのでしょうか?
モチロン反論することもできますが、それだけの根拠持っているのでしょうか?
私は、慰安婦問題にしても、沖縄戦での軍の関与にしても、政府側の見解のほうが怪しいと思っています。