的確な判断です。

昨日の朝日・朝刊政治面(手元の新聞で4面)左上の見出しです。

集団自決検定
参院決議困難に
民主「全会一致が原則」

とあります。
参院は民主が主導権を握っているのだから、参院だけでも議決したら良いのに」
そんなふうに私思いました。
この発想、軽率でした。
小さな記事なので全文引用します。*1
 

沖縄戦での集団自決を日本軍が強制したとの記述が削られた教科書検定の「再度検討」を求める国会決議が、野党が多数を占める参院でも採択が困難な見通しとなった。これまで「決議になじまない」としてきた自民党に加え、提案した民主党でも9日、参院側が「全会一致が原則」との方針を確認したためだ。
 決議提出は、民主党菅直人代表代行が9月末の沖縄県民大会の際に記者団に表明。社民党と決議案をまとめ、5日の参院議員運営委員会で与党側に示した。検定制度への政治介入との批判を避けるため、県民大会が採択した「検定意見の撤回と集団自決の記述回復」の文言は入れなかった。
 ただ、決議について、民主党西岡武夫参院議員運営委員長は5日、「国会が歴史認定に踏み込むことは両刃の剣になる可能性がある」と難色を示し、9日の同党参院役員会でも「全会一致が原則」との方針を確認。同党の平田健二参院幹事長は同日、「多数決は出来ない」と明言した。

これで全文です。
確かに本文読むと、採択しない方が良いと私も思います。
「検定制度への政治介入」
私も反対です。
西岡さんの、
「国会が歴史認定に踏み込むことは両刃の剣になる可能性がある」
も、本当にそのとおりだと思います。
今回の決議採択されると、逆の立場からの決議が採択される可能性も出てきますね。
的確な判断だとおもいました。
参院の民主冷静ですね。
何でもかんでも、戦う姿勢ではないことわかりました。



この件に関しては、
3月30日に最初のTV報道あった時に、
このブログでも書いてますし。*2http://d.hatena.ne.jp/supiritasu/20070331
翌日の新聞報道された時も書いてます。
http://d.hatena.ne.jp/supiritasu/20070401
ですので、興味を自分自身が持っているのでそんなに見落としていないと思います。


今から私の希望を書きます。


上記記事にもあるように、政治が介入を控えようとしている検定制度ですが、
沖縄戦での日本軍の関与が無かった」
というふうに、教科書検定制度に関与して記述を書き換えてしまった勢力ありますね。
記述を元に戻そうとしても、日本を代表する議員さんたちでも躊躇するようなことをやってのけた、
「この勢力何?」
知りたい。


さらに教科書検定を実際に行っている人たちに、国会でどのような経緯で、
教科書の書き換えを指示する事になったのか、
「話して欲しい」
今ならまだ記憶に新しい出来事ですから、きちんと答えられますね。
報道する方も、書き換わった検定を元に戻すことには触れていますが、
そもそも、最初の書き換えが何故起こったのか再検証すること。
この辺を主題にした報道見ません。(たぶん)
政治と、報道機関に頼るのではなくて、自分で調べろってことですかね。

*1:いつも引用していますが、ネット上に公開されているものではなく新聞からの引用なので、全部手打ちしています。私タイピング早くないので時間かかります。(手元見ないと打てません)

*2:30日の夜のTVニュースで見て、その後日にち変わって12時過ぎにブログ更新しているので日付は31日になっています