やっぱりそうですか。

「賛否はある。だけど党の決定方針に従って行動しなきゃ党人じゃない。どうしてもイヤというなら、離党するしかない」

朝日昨日朝刊2面時時刻刻本文より。


以前
2007-09-28 負けるが勝ち(背水の陣その2)
http://d.hatena.ne.jp/supiritasu/20070928
の中で、こんなこと↓書きました。

民主党が廃案にして、政権抗争の道具に「テロ特措法」使ったと思われない方法提案します。
参院での可決に対して、民主党党議拘束をせず、
議員の信義心情に基ずく自由投票を実施することを宣言してしまうのです。

やっぱり無理のようですね。
一番上の発言10日の記者会見で小沢さんがしたものです。
民主党党議拘束をせず」
どころか、党の決定方針に民主党の議員さん従わないといけないようです。
党首がこの考えでは、今までの日本の政党政治の変化は望めませんね。
そもそも、政党政治を変えて、議員さん個人の意思を尊重する流れ自体が今の日本の政治にはないのかもしれません。


テロ特措法に反対する民主のへの期待として、
こんなこと、
2007-09-13 吉川栄治さん
http://d.hatena.ne.jp/supiritasu/20070913
で書きました。

日本は軍事的な協力を一切しないことによって、
イスラム・アラブの方たちと、米国やイスラエルとの対話をもたらすことの出来る国になることの方が国際貢献できると思います。
テロを行っている指導者と話すことも大事です。
元テロ国家で、原爆を広島・長崎の落とされた先輩としてやれる事はあるはずです。
安倍さん辞任の弁でも「テロとの戦い」を強調していましたが、
戦って平和が来るのか!
疑問です。
60年チョット前の日本と対話の出来る国はなかったのでしょうか?
私たちの国は圧倒的な原子爆弾の力を借りないとおとなしくならない、テロ国家だったのかもしれませんね。
だからこそ、日本が「テロと話し合える」部分もてないものか。
そういう期待してしまいます。


結局何日か前にされた、小沢さんの提案は、
国連決議に基づいてアフガンで活動している国際治安支援部隊(ISAF)への自衛隊派遣でした。
こちらの方が今より一歩、自衛隊の海外での活動を前進させてしまうと思うのですが、いかがでしょう?
テロとの戦いを、軍事面に頼らない解決を私は求めているのですが、
どうも現実は、そんなに甘くないのかも知れません。
テロ特措法に反対する小沢さんですが、様々な発言で、元々自衛隊の海外派遣容認する考えをお持ちだったような記憶がありました。
やっぱりな。そんな感じです。
それでも、私たちの国には、軍事面に頼らないテロの解決方法見出して欲しいと思います。


昨日の朝日夕刊1面左上、の見出しです。

アフガンへの自衛隊派遣
首相「現憲法では困難」

記事部分も引用します。
 

福田首相は11日午前の衆院予算委員会で、自衛隊アフガニスタン国内に派遣する可能性について、「まさに憲法で規定している問題につながる可能性がある。そのことを私たちは懸念している」と述べ、海外での武力行使を禁じた現憲法下では困難との認識を示した。

民主党が反対してるので、こちらも小沢方針に反対、
の部分も当然あるのでしょうが、
この部分だけ読んでいると、自民党(というより福田さんかな?)の方が護憲の意識高い感じしますね。


自民党から、民主への政権移動、あって欲しいそう思っています。
ただ、今日挙げた2例に限ってみると、私が民主に期待していることと*1
実際民主(小沢さんと書くべきかも)が行おうとしていること、だいぶ違います。
民主でガッカリの時、
自民に戻って欲しいと私思うのでしょうか?
「どちらも、似たり寄ったり」そういう失望感。
そして次はどこが政権を担ったら良いのか???
答えが見つからない感じになりそうです。
どっちにしても感じているのは、政治に対して、国民の選択肢が狭くなってきているということです。

*1:私の期待は理想論に近くて実際の政治を実行する上では不適格な部分多いのでしょね