円高でも抑えきれない!

2008-03-15認識不足で。 - なんやかんや
の結論で、こんなこと書いていました。

そんな訳で、物によったら、円高なんて、ブッ飛んでしまう程、
何倍っていう価格上昇しているものあるようです。

この件、食料品高騰の事例
昨日朝日・朝刊1面トップに出ていました。

穀物マネー
食卓襲う
バイオ燃料ブームや新興国需要


春小麦・大豆・暴騰の連鎖


商社、安定供給へ投資

こんな見出し出ていました。


記事の内容asahi.comで紹介しておきます。
http://www.asahi.com/business/update/0320/TKY200803200219.html?ref=any
この記事中に、

主要穀物価格の推移(シカゴ商品取引所

という折れ線グラフあります。
06年はたいした変動でもないのですが、07年以降急上昇しています。
06年から今の価格ザット見ると、
大豆約2.3倍
小麦約3倍
トウモロコシ2.5倍
と言った感じです。


書きかけですが眠くて。
また後で書き足します。


朝になったので、書き足します。
6時間ぐらい布団で寝ました。


06年〜今まで円の対ドル*1相場で書いておきます。
最安値(TTM)で、私が見落としていなければ、
7年6月25日の123.7円
最高値(TTM)で、私が見落としていなければ、
8年3月18日の97.6円です。
127.6%(小数点2ケタ目で四捨五入)の上昇ですので、
円高でも抑えきれないほどの価格上昇ですね。


さらに朝日の記事には、

穀物油脂価格高騰に起因する主な食料品の値上げ

と言う表も出ています。
今までに上がったもの、これから上がるのもわかります。
小麦関係は再度の値上げもあるようです。
大豆・小麦・トウモロコシ
が定価に占める割合どうなのか?
この表のパンの価格を元に小麦で考えてみました。
パン平均8%値上げと言うことで、
100円の商品が108円になる。
という設定して軽く計算すると、
小麦価格は3倍なので、元値4円で3倍で12円で8円上げる。
これで、100円→108円できてしまいます。
利益率とか考えないと計算では、
100円のパンの小麦価格以前4円で12円になったともいえますが、
バターとか他の原料もあるし、利益率の確保とかも考えると、
こんな単純なことで計算は無理ですね。
無駄なことをしてしまいました。


食料輸入に頼る日本としては価格が上がることも大変ですが、
確保出来ないとなるともっと大変です。
記事によると、商社も積極的に投資しているようです。
エネルギー・鉱物資源・食料
これを自前で確保できない日本は、これらの資源が投機の対象にされると、
非常に困ったことになりますね。
実際投機対象になっています。
国も色々あるでしょうが、政策として対策をきちんとしてほしいですね。
こういう時、私たちの生活って凄く不安定なところで成り立っている実感しますね。


資料の提示もしておきます。
これ書くに当たって為替の勉強してしまいました。
TTMの資料こちら↓参考にしました。
http://homepage1.nifty.com/Gaku/
これだけ長年にわたって、個人で書かれているとは。
Gakuさん素晴らしい。
でこの資料見て、
TTS/TTB/TTM
なんじゃそれ???
テナことになりました。
ご存知でしたか?
こんなことも知らないと本当は恥ずかしいことなのかも知れませんが、
知らないものは仕方が無い。
調べました。
http://moneykit.net/visitor/glss/glss04_1_14.html
引用しておきます。

TTSとは対顧客電信売相場、TTBとは対顧客電信買相場。たとえば、円と米ドルの交換の場合、TTSは円を米ドルに換える際に適用される相場、TTBは米ドルを円に換える際に適用される相場、TTMはTTSとTTBを決定するための基準になる相場をいう。
TTMは外国為替市場での銀行間取引相場をもとに、各金融機関それぞれの基準にしたがって決められる。そして、通貨を交換するときは、顧客は金融機関からTTMに為替コストが加わったTTSで購入し、また、金融機関に対しTTMから為替コストが差し引かれたTTBで売却する。ただし、為替コストは、通常各金融機関・通貨などにより異なる。

で今回はTMMの数字使用してみました。

*1:全てドルで決済されているわけではないでしょうが、基軸通貨ですので上げておきます