木を見て森を見ず

昨日朝日・朝刊1面中央以下の見出しあります。

ダガーナイフ規制進む
青少年対象検討含め42都道府県

社会面(手元の新聞で38面に)も関連記事あって、

ナイフ類、幅広く規制も
事件防ぐ効果には疑問

の見出しです。
asahi.com引用しておきます。
http://www.asahi.com/national/update/0707/TKY200807070371.html?ref=any

ダガーナイフ販売規制の動き、42都道府県に


東京・秋葉原の無差別殺傷事件で、凶器に使われたダガーナイフについて、愛知や京都、群馬など13府県が事件後、青少年の育成条例などで青少年への販売を規制したことが、朝日新聞社のまとめで分かった。他に東京など22都道県が同様の規制を予定・検討している。今回の事件前から規制していた7県を合わせると、規制の動きは42都道府県に広がっている。

 事件から1カ月を迎える8日を前に、全国の本支社・総局などを通じて調べた。

 同ナイフは両刃の短剣型で、殺傷能力が高く、人を刺す武器として作られている。

 警察庁ダガーナイフの規制を視野に銃刀法改正の検討を始めているが、自治体はその作業を待たず、現存の条例で、まずは青少年に規制をかけようとしている形だ。

 事件後に規制を決めたのは、西日本を中心にした13府県。規制を予定・検討している22都道県は全国に広がっている。「早急な対応が必要」として、ほとんどが青少年育成条例などの「有害玩具」「危険玩具」への緊急指定や、議会の議決の必要がない告示で対応しようとしている。18歳未満への販売や譲渡などを禁じる内容だ。

 このうち、加藤智大容疑者(25)が凶器のナイフを購入した福井県は、事件から18日後に「日常生活に不必要な6センチ超のナイフ」を条例の規制対象にした。国内有数のナイフ産地を抱える岐阜県は「人体に危害を及ぼす恐れが高く、日常生活での必要性が希薄なナイフ」としての指定を検討している。

 一方、現時点で条例などによる規制の動きがないのは神奈川、新潟、長野、静岡、大阪の5府県。神奈川県や、青少年育成条例を持たない長野県は、「国が対応すべき問題」などとしている。大阪府も含め、販売業者に対する販売自粛や購入者の身分確認、刃物の大量購入や挙動不審者の警察への通報要請などで対処している。

この内容1面に書かれている内容とほぼ同じです。
受ける感じは、ダガーナイフの規制を促がしている感じします。
こういうの読むと、私は思うのです。
ダガーナイフは悪くない」
ダガーナイフが犯罪をするわけではない」
こういった凶器を規制してもまだ他の凶器たくさんありますね。
私たちの国は、刀狩の歴史のある国です。
現在でも銃を持つには許可がいる国です。
確かに日本にある銃の数少ないでしょうが、それでも犯罪に銃使われていますね。
根本的な解決は大変なので、対処療法で間に合わせている感じしませんか?
ダガーナイフ規制しても犯罪減りませんね。
何かを生贄にして、本筋の巨大なものから目をそらさせてしまう。
そういう手段よく使われている気がします。


例えば、省資源のための、
レジ袋。
レジ袋使わないといってもそんなに省資源になるのだろうか?
レジ袋を減らす努力をしているスーパー、
レジ袋さえ減らせば、他で無駄をしていても、
イメージ的には省資源に努力している感じ世間に与えることできそうです。
レジ袋のメーカーさんいい迷惑ですね。


もう一つあげれば、クールビズとかい言ってネクタイを犠牲にしていますね。
ネクタイ業界からの反発ありましたが、
ネクタイをしないことで、省エネの感じ演出できます。
ネクタイをしないで冷房の温度上げること確かに省エネにはなりますが、
そういう1点突破で省エネ気分になっていていいのだろうか?
そう思います。


木を見て森を見ず。
そんな言葉がありますが、
森を見なければいけないのに、簡単な木を見ることに終始して、
本筋の森が見えなくなっている、
そして、木として選ばれた小数のものが犠牲になって消えていったり、規制を受けたりします。
そして、木として選ばれたものは、一見私たちの生活から見たら、たいしたことないように思えるものです。
ですから反対の声も小さいです。
ですが、私やあなたにとって、大切なものが、木として選ばれる可能性は否定できませんね。
こういう、ささいな物を規制していくやり方、私あまり好ましく思っていません。