竹島再燃(その2)

昨日書いたことの疑問点、
昨日朝日・朝刊の社説に回答出ていました。
15日の社説引用します。
http://www.asahi.com/paper/editorial20080715.html?ref=any

竹島問題―日韓は負の連鎖を防げ 


竹島が日本の領土であることについて理解を深めさせる。中学校の新しい学習指導要領の解説書にそうした趣旨が初めて書きこまれたことで、韓国側が激しく反発している。

 日本海にあるこの孤島をめぐっては、日韓双方が領有権を主張し、たびたび外交摩擦の火種となってきた。

 韓国政府はさっそく日本大使を呼び出して抗議した。国会議員の代表団がヘリコプターでわざわざ島に乗り込んで示威行動にも及んだ。

 韓国にとって、竹島は単なる小さな島の問題ではない。日本が竹島島根県編入した1905年は、日本が韓国から外交権を奪い、併合への道筋を開いた年だ。竹島は、日本による植民地支配の象徴とされている。

 韓国の人たちは「独島」と呼び、「独島、われらが土地」という唱歌で子どもの頃から愛国心を培ってきた。島の領有は韓国ナショナリズムのゆるがせにできない柱なのだ。

 3年前、島根県編入100周年で「竹島の日」条例を制定し、韓国側が猛反発したことも記憶に新しい。

 日本政府はそうした韓国側の事情もくんで、竹島問題には抑制的だった。だが今回、様々な事情が重なって問題が先鋭化している。

 学習指導要領はほぼ10年ごとに改訂され、それに伴って解説書も見直される。それが今年に当たった。

 そこに向けて、自民党の一部などに、北方領土とともに竹島の領有権問題をもっと学校で教えるべきだ、とする声が強まっていた。

 一方で韓国では李明博政権が出発したばかりだ。北朝鮮の核や拉致問題で韓国との協力も欠かせないなか、福田首相としては、そうした外交への配慮から韓国を刺激するのは避けたい。

 それもあって3月告示の指導要領の改訂で竹島への言及を見送ったが、代わりに解説書では何らかの形で触れざるを得なかった。政権基盤の弱い首相の苦しい党内配慮も見える。

 韓国の事情も苦しい。米牛肉の輸入再開を機に、国民の不満が爆発している。李政権としても、ここで国民に弱腰を見せるわけにはいかないのだ。

 だが、ここは冷静になりたい。

 今回の解説書はあくまで日本政府の従来の見解に沿ったものに過ぎない。4社の教科書はすでに竹島を取り上げている。大多数の日本国民は良好な日韓関係を維持したいと望んでいる。日本政府はあらゆる機会にそのことを韓国に丁寧に説明すべきだ。

 韓国側の怒りも分からぬではないが、解説書では竹島の領有権をめぐって日韓の間の主張に相違があることを客観的に明記している。

 互いに主張し、違いがあればあることを認め合ったうえで、冷静に打開を図る。それ以外にない。

さて昨日の締めくくり以下↓の記述になっています。

圧力をかけている方たちと、その圧力を反映してしまう行政。
その過程を明らかにして欲しいな。

朝日、社説で圧力分部触れていますね。

学習指導要領はほぼ10年ごとに改訂され、それに伴って解説書も見直される。それが今年に当たった。
そこに向けて、自民党の一部などに、北方領土とともに竹島の領有権問題をもっと学校で教えるべきだ、とする声が強まっていた。

自民党の一部など」の圧力のようです。
NHKの放送への圧力「安倍さん・中川さん」だったような?ご本人たち圧力認めたような、認めてないような?
そんな???ですが。
2007-01-31 政治的圧力は? - なんやかんや
2008-06-13 NHK訴訟 - なんやかんや
2008-06-19 NHK訴訟の件 - なんやかんや


映画「靖国」も。

その後、自民党若手議員らでつくる「伝統と創造の会」の稲田朋美会長側が文化庁に問い合わせたのをきっかけに、全国会議員向けの試写会が開かれた。

ということでした。
2008-04-01『靖国 YASUKUNI』 - なんやかんや
2008-04-03 「靖国 YASUKUNI」朝・読・毎・産、社説比較 - なんやかんや


外交を重視しない「自民党の一部など」の圧力が、行政に加わっているわけですね。
私の姿勢は、外交重視です。
今回の騒動「自民党の一部など」でどなたが圧力をかけたのかハッキリしません。
そういう姿勢であること、国民に知らせる必要がありますね。
それでも選挙には当選できる可能性はあると私は思っています。
コソコソやるのは良くないですよ。「自民党の一部など」の方々。


朝日の社説も、気持ちは私と一緒なので良くわかるのですが、

大多数の日本国民は良好な日韓関係を維持したいと望んでいる。

安易に書きすぎでは?
そんな疑問あります。
この分部、「自民党の一部など」の勢力によって、領土問題もからめて、
日韓関係をどうするかという感じで数字作ると、良好関係維持派減るはずです。


昨日書いたこの分部の答えも、社説中にありました。

靖国参拝しないで、外交重視した福田さん。
何故、韓国に対してこういう態度に出たのか不思議?
小泉さん安倍さんならなんとなくわかるんですけどね。

社説分部です。

一方で韓国では李明博政権が出発したばかりだ。北朝鮮の核や拉致問題で韓国との協力も欠かせないなか、福田首相としては、そうした外交への配慮から韓国を刺激するのは避けたい。

 それもあって3月告示の指導要領の改訂で竹島への言及を見送ったが、代わりに解説書では何らかの形で触れざるを得なかった。政権基盤の弱い首相の苦しい党内配慮も見える。

なるほどね、福田さんも今回は自分の思うように出来なかったわけですね。
この件に関して、TVで見たインタビュー「ずいぶんそっけないな」って思いましたもの。
竹島問題日韓で争いにしないで、外交の場にできれば良いなって思います。
強硬姿勢は良くないです。
教科書で、争点だけでなく、争うことでどういうことになるか、
偏ることなく、
それが難しくて、どうせ偏るなら、偏ったどっちも含めてキチント教えて欲しいと思います


月曜朝刊、休刊日でしたので、結局竹島問題、
火曜の朝刊が一番詳しく書かれていましたね。