新党アメーバー

新党ができますね。
今回は全員参院の議員さんたちです。
民主から3名、無所属から2名計5名の予定でした。


本日の朝日・朝刊1面左中によると党名、
改革クラブ
になったようです。
当初民主に離党届出していた、姫井さん翻意して民主に留まるようです。
姫井さん説得した、と言うより脅しに近いものあったような気もしますが、
タブン「あめとむち」ってやつですね。
離党届撤回したようです。
政治面(手元の新聞で4面)の関連記事に見出しに、

「軽率と反省」

との見出しもあり、姫井さん反省の弁まで出ています。
この件asahi.comリンクしておきます。
http://www.asahi.com/politics/update/0829/TKY200808290275.html
http://www.asahi.com/politics/update/0829/TKY200808290275.html
一部引用します。

これにより、新党に参加する議員は4人になり、このままでは「所属する国会議員が5人以上いる」と規定される「政党要件」を満たさず、政党交付金を受けられない。

 4人は姫井氏から欠席の連絡がないまま記者会見に臨んだ。渡辺氏は記者団に欠席の理由を聞かれ、「信頼は揺らいでいない。何かの事故があったんだろう」と気遣った。

 その後、4人は姫井氏の会見を受け、都内で協議。大江康弘参院議員は「第2、第3段階で(参加する)と言って、少し遅れた人たちに『もう一度一緒にやっていけないか』ということも含めて(呼びかけを)やらないといけない」と「5人目」獲得に意欲をみせた。ただ、民主党のベテラン議員は「うちにも狙われてるやつがいるが、ちゃんと手を打った」と語った。

姫井さんの離脱、政党交付金というお金にからむ問題もあったのですね。
姫井さん、記者会見に参加しないだけでなく、連絡をしないって、
「やっぱりひどい」
議員としてと言う以前に、人として連絡は入れた方が良いと思いますよ。
でも、これも姫井さんを翻意させた方たちのシナリオの内なのかもしれませんね。
政治の世界の
「恐さ・ドロドロ・魑魅魍魎」
垣間見た感じいたします。
残った4人記者会見したら後に引けないですね。
でも、ココは意地を張らずに、
「姫井さんいないときついので辞めます」
ってのもかっこ悪いけどありだったと思います。
4人「干された・はめられた」といった表現がピッタリな感じします。
民主から、改革クラブに加わった残り2人(渡辺さん・大江さん)以前から、党議拘束に従わない問題児でした。
以前「なんやかんや」でお2人のこと書いていますのでよろしければご覧ください。
2008-05-15 渡辺さん・大江さん - なんやかんや
民主党としては、党議拘束に従わない2人が自分たちから出て行ってくれて
「万歳」
そんな感覚もあるのかもしれません。
ですので、引き止めると言うより、出しといてはめた。
言葉悪いですがそんな所でしょうか。
自民党側としても、この2人が衆院選挙に向けて、
小沢民主でまとまりつつある、民主にダメージを与えるための戦略的要素あったと思います。
元々民主の異端児なので接触もしやすかったと思います。
お2人とも前回選挙比例区当選って言うのが少し問題ありですね。
次回参院選で当選できるかどうかわかりませんが、
5名集まらず
自民党に拾ってもらう」
最終的にはそういう道もありそうです。
渡辺さんは出発点自民でした。


党議拘束従わないの悪いことだとは思わない私ですが、
(なんやかんや内で「党議拘束」キーワードで検索すると沢山出てきます)
党の中で浮くって、どういうことなのか?
ちょっとわかった気がします。
でも、自分の信じる分部を前面に、思いのままに行動せず、
党の言いなりになってガマンしないといけないと言うも困りますね。
そういう信念の無い方たちが政治をやっているっていうのも悲しい。
だって党の意思と、自分の意思がいつも一致するって考えられないです。


最初、新党の名前決まったの知らなくて、
今日のなんやかんやのタイトル付けています。
アメーバーって優柔不断な感じしますが、
それを逆手にとって、
党議拘束があろうと、それに従って投票することなく、
自分の信念にそった投票を行う。
そのために、党議拘束をしない党。
そういったニュアンスです。
よその党から見たら、党として統一行動を取らないので、
アメーバーですが、中の議員さんは自分の信念に沿って行動している。
素敵なアメーバーだと思います。
そんな政党の登場を私は願っています。