投資先が日本にない?

円高・株安、非常事態ですね。
特に株安、
史上最高値の時(89年12月)の日経平均38,915円でした。
昨日の終値7,162円です。
最高値の時の18.4%の価値になっています。
81.6%の価値が吹っ飛んでいます。
最高値と比べる方が悪いのですし、
最高値の時に株を買った人にとっては、
って言う限定的な意味になりますね。
ほとんどの投資家はもっと安く買っていますね。
でも、かなり大雑把な言い方になりますが、
「昨日株を取得した人意外は、皆さん株で損をしている」
そういうことになります。


今朝の朝日・朝刊2面の記事中に、円高について、

「利下げがない円を、投資家が安心して買い続けているからだ」(市場関係者)との指摘もある。

との記述あります。
エ〜そうなの???
金利上げる気満々だった日銀でしたが、景気の動向見て利上げ見送っているうちに、
サブプライム問題出てきて今の状況です。
日本のいまの金利って、利下げしなくても、利下げしている各国に比べて十分低い水準です。
コチラ↓ご覧ください。
http://www.gaitame.com/market/seisakukinri.html
政策金利一覧│FXを始めるなら外為どっとコム
最近1%とか0.5%とか金利下げている国目立ちますが、
日本は今の金利2007/2/21に0.25%上げて0.5%です。
上記リンク先で、日本の次に低いアメリカでも金利まだ1.5%で日本の3倍です。
金利を目当てに円を持つ。
私からするとあまり考えられません。
金利下がったって0.25%ですから、各国に比べて、下げ幅たいしたことないですね。
こうしてみると、景気が回復していたと言われていた時期も、
ゼロ金利政策だった。
って言うことなのですよこの国は。
で、投資しないとお金が増えないようにできていたわけです。
海外や、国内の株に投資したい人はするしかなかった。
そういう状況ができていたわけですね。
ン〜。
税金で国に納めて、将来にわたって国の借金皆で返して。
余裕のある資金を投資にまわしていても、
株は下がるは、
円高で、海外の資産は円に戻して消費しようとした時は目減りしているは、
でなんか踏んだりけったり。
今の状態だと、日本の投資資金の上手な運用先が無いわけです。
あえて言えば、円高なので、ユーロを買うとか、
バブル期よりも安い株を買う。
そういうことになりますね。
私、投資何にもしていませんので、物価高になった分お金減っていますが、まだ減り方が少ない。
そういうことになるのかもしれませんね。


こういう終わり方だと何の展望もありませんが、
日本は、と言うより世界は、
投資、投機のようなマネーゲームに熱中するより、
食料の増産をする。
安全で安心して、住める環境や、食べられる食品を作るための工夫を人類のためにするとか。
皆が食べていけるような新しい技術や産業を興すとか。
そういったことに、人材やお金をつぎ込むべきだと思います。