タイとミャンマーと日本

PADの空港占拠解除されたニュース出ていましたねタイ。
PADいまだに首相府の占拠続いているようです。
現在の外務省のタイについてのページリンクと引用します。
外務省

1.2日午後、タイ憲法裁判所は、連立政権与党のうち、国民の力党、タイ
 国民党及び中道主義党の3党に対し、解党及び昨年12月当時の各党役員全
 員の5年間の政治活動の禁止を内容とする判決を下しました。これにより、
 国民の力党党首代行であるソムチャイ首相は即日失職しました。

ということで、今回は憲法裁判所の判決で事件が解決に向かっているようです。
この国のニュース見ていて唖然とするのは、
結構民衆が政治的で活動的なこと、
PDAという政治組織が今回の事件起こしていますが、
首相府も空港も、武器弾薬を使って占拠した感じ全くしませんね。
占拠した人たちに炊き出しなんかあったりして、
当事者たちは真剣なんだろうけど、軍や警察も武力を行使して鎮圧しようとするわけでも無いし。
空港で足止めされた方々には、はなはだご迷惑なことだと思いますが、なんか平和な感じ受けています。
そうはいっても、

2.また、2日未明には、市民民主化同盟(PAD)等反政府グループに占拠さ
 れているバンコクドンムアン空港国内線ターミナルで爆弾が爆発し、
 1人が死亡、20人が負傷する事案が発生しています。
  11月28日以降発生した爆弾事件等を取りまとめると、概ね次のとおりで
 す。
  11/28 ASTV(テレビ局)     1人負傷
  11/28 ドンムアン空港(2回) 銃撃音のみ(人的被害なし)
  11/29 ASTV           銃撃音のみ(人的被害なし)
  11/29 首相府          擲弾、50人負傷
  11/30 ASTV           銃撃音のみ(人的被害なし)
  11/30 ドンムアン空港     爆発音・銃撃音のみ(人的被害なし)
  11/30 首相府          擲弾、45人負傷
  12/01 民主党本部       缶コーヒー爆弾が発見される
  12/02 ドンムアン空港     擲弾、1人死亡、22人負傷

これだけ色々あって死者1名ってヤッパリすごいかも。


チョット前、軍がクーデター起こした時も、
普通の人たちが戦車の回りにいたり、確かに軍なので武器は持っているのですが、
最小限の発砲で犠牲者も少なかったように記憶しています。
今回は体調悪かったようですが、国王が出て来ると、誰もがその言うことを聞く。
今回の件で、世界的信用を落として観光・貿易に影響あるのでしょうが、
なんか、皆で助け合って貧しいながらも心豊かに暮らしていそうな気がしてしまいます。
仏教国(仏教 95%、イスラム教 4%だそうです)の見本みたいな感じします。
なんか、政治的で革命みたい(革命そのものかもしれませんが)なことおきているわりに、
緩い:ユルイ・温い:ヌルイ
そんな感じがします。
チョット素敵かも。


お隣のミャンマー
こっちも仏教国(仏教90%、キリスト教、回教等)
なのですが、軍事政権が、実権を握っていてタイのような自由さは感じませんね。
アウン・サン・スー・チーさん何時開放されるのでしょう。


ついでに日本。
仏教国でいいんですよね私たちって?
政治的ではないですね。
今の国会の状況見て、各政党の党員さんたちでも、
何か実力行使しようという雰囲気感じません。
合法的に、警察に届けてデモしたってのも、私の認識不足かも知りませんが聞きませんね。
羽田、成田、首相官邸、タイのように普通に皆で行って占拠できるわけ無いですね。
すぐに捕まっちゃうし、炊き出しなんてしてもらえそうも無いです。
衆院の解散をただじっと待っています。
だからといって、何時解散しても良いって思ってません。
私そう思っています。
麻生さんが好きな時に解散したら良いですよ。
解散しても選挙行かない人も多いでしょうね。
私は、選挙には必ず行っています。


なんか、だらだら書いていますが、
タイの政治的熱さ羨ましい。
実際には「国民の力党」と「民主化市民連合」(PAD)の対立大変なことなのでしょうね。
さらに、議会・警察・軍・司法・国王、この辺の関係がうまく行っていないのでしょうが、
それでもそういった対立のわりに流血が少なく、それなりに暮らしていそうな感じがしているところがスゴイって思っています。