国際通貨

車・電気、日本を代表するメーカーがこの数ヶ月の国際的な景気の大波に飲み込まれてのきなみ赤字になるようです。
1年前にはかなりの黒字を予想していた会社もありましたね。
物が売れない!
勿論これが一番の原因です。


原油価格高騰していたの記憶に新しいですね。
相場が高騰すると為替の差なんか吹っ飛んでしまいます。
希少金属も価格高騰していました。
これらの価格も景気の後退とともに下がっています。
ガソリン私1ℓあたり100円切って90円台で買っています。
価格の高騰は値上げに結びついていました。
しかしまだ、赤字っていう話にはなっていませんでしたね。
日本が輸入している原料関係の相場の値上げは確かに痛いですが、
企業業績が赤字になるほどの影響は無いってこと?
かもしれません。
1度上がった価格、ガソリン以外はまだ下がっている様子ないですね。
いかがでしょう?


最近、売れない事以外で理由としてあげられているのが円高ですね。
円高だと輸入価格下がるはずなので、資源のない日本は製造原価本来下がるはずです。
円高悪影響だけではない!
これ1つの結論です。
ただ円で海外の店頭で売るわけではないので、ドルやユーロでの対円相場は予想しないと販売価格が決められませんね。
トヨタは1円、円高になると、いくら損するとか見た事ありますね。
赤字理由に円高挙げている会社結構あります。
円高による原料の低下は、円高による輸出時の為替の損をカバーしきれないって結論を導いて良さそうです。


輸出しないと、経済が成り立たない日本はどんな条件になろうと、輸出して利益を上げないといけない仕組みのようです。
1ドル360円の固定相場の時代ありました。
今100円切ったりしています。
計算めんどうなので、1ドル200円が100円になれば、
単純に計算して、日本製品で1,000ドル売られている液晶TVは、2,000ドルになるはずですが、
絶対にそんな価格にはなっていないはずです。
日本のメーカーは、360円だったドルが100円になっても同じような販売価格になるように企業努力をしているのですね。
電気製品を例にとると一番わかりやすいですね。
為替の影響を受けない国内の販売価格、液晶TVにしても、デジカメにしても1年前よりも良い物が今安く買えます。
ドルで話し出したので、アメリカに限定しますが、
アメリカでも、360円から100円にドルがなっても、いいものが安い値段で売られているような気がします。
「消費する国の勝ち!」
消費者パワーですね。
アメリカではドルが下がると輸入価格上がって当然影響あります。
原油とか希少金属とかアメリカだって輸入しているわけです。
ところが、
「製品価格はドルが下がっても値上げにならない!」
アリャ?ビックリ!!!
こんな魔法のような現実の手助けを日本はしているのだと思います。
日本がアメリカから輸入する時は価格が下がって買いやすくなりますが、
アメリカにとっては、ドル換算では同じお金が入ってくるので全く影響がないわけです。
農産物などではドル安でシェアを広げていったと思います。
で、製造業の力が無くなっていった。
3大自動車メーカーなど典型ですね。
で、アメリカは、物を作らない産業、
「知的財産」
そんな産業を保護して収益を確保した。
その一端が破綻した引鉄がサブプライムですね。
でも、特許とかデザインそういう権利関係や、
ウインドーズのような(あッこれも特許とか権利関係ですが)ソフト関係ではまだ飯の種を持っていますね。
アメリカは為替が、上がり下がりしてドルがどうなろうと、
圧倒的な消費のパワーを持つことによってその影響を最小限に食い止めつつ、
それを利用して利益を上げた豊かさなのかもしれません。


自動車・電気各メーカーまた企業努力で黒字を産むようにすることと思います。
そういった努力のおかげで、私たちの国も1ドルが360円の時代よりは豊かになったのかもしれません。
でも、どうしてもそこに無理がありそうです。
そういう基本の分部を為替という不確定要素に左右される事無く、
日本の企業に安心して生産・販売を行って欲しいと思います。
そう、まだまだ絵空事の理想論で、発展途上国はこの波に飲み込まれてしまうかもしれませんが、
通貨間での相場のやり取りのない、安定した世界共通の通貨1つ決めてそれを使える時代が来る事を望みます。
通貨間のやり取りで利益がでたり損をすることのない本当に実力勝負になりますね。
でも、これも良く考えるとプラス・マイナス=0になるはずですね。
マイナスの影響が出たときが特に問題なのですね。
これが国際間でなくなることで、より健全な各国間の経済流通が実践されると思います。
いかがなものでしょう?